酒が飲みてぇ。
9歳と6歳の息子たちは1歳台で「断乳」をしたので、末っ子にもそうすることができたのだろうが、何せ3人目、これで本当に最後の子ども、と思うと、本当は上の2人にもしてあげたかった「卒乳」を体験したかった。
しかし、そんな理想とは裏腹に、もうすぐ4歳の人間に、いつまでもしがみつかれているのがめんどくさくて、どうしたもんかと思っている。
しばらくアルコールを飲んでいないので、なくても生きていけると思っていたのだけど、秋に禁断の果実(酒)を口にしてしまった。
初夏に漬けた梅シロップが謎の発酵を遂げ、アルコール化してしまい、なんか梅酒っぽいけど気のせいだよなとグビグビ飲んでいるうちに、うっかり酔っ払ってしまった。
もともと強くないうえに、何年ぶりかに飲んだので、少量で顔が真っ赤になり、ぐでんぐでん、ちびまる子ちゃんに出てくる山田くんのようにデヘデヘ笑って、夢心地だった。
そうすると子どもたちも喜んで、なぜか次男は私にべったり甘えてきた。
酔っ払った母親なんて、敬遠されそうなものなのに。
仕事から帰宅した夫は、私を見て静かに怒っていて、水を飲むように言ってきた。
怒っているのは、授乳中の娘への影響を懸念してのことだ。
そりゃ怒るか。
しかし、心がゆるみ、ほわわんと楽しくなるあの感覚が忘れられない。
私には、お酒の力がたまに必要だと気づいてしまった。
2月になったら誕生日を迎える娘に、4歳になったらおっぱいやめようね、と約束したが、
その後本人は、「いやだなぁ、やめたくないなぁ」と言っている。
我が家の子どもたちはみんな小柄で、娘は2歳児サイズなので、私もつい赤ちゃん扱いしてしまう。私自身、哺乳類としての機能を使い切りたい未練がましい気持ちもある。
しかし、ノンアルコールビールではもう満足できぬ。娘には、早く卒乳していただきたい。
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