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こども園の先生から全否定されて、どうにも腑に落ちない話。

そうかもしれないし、そうではないかもしれない。

最近、人(あまり親しくない人や、気心が知れない人)とコミュニケーションを取るときに、私はおまじないのように、そう唱えている。

「この人はこう思っているんじゃないか」と一度思ってしまうと、思い込んでしまいやすい気質だと自覚している。
そうすると、自分自身がしんどくなるので、なるべく、

「そうかもしれないし、そうではないかもしれない」

とあらゆるパターンを考えられる、先入観のない自分でいるかのように、自分に思い込ませている。

1ヵ月ほど前のある日の夕方、次男と長女をこども園に迎えにいったとき、年少の長女ハナコ(仮名)のクラスを覗くと、ハナコはユウタ君(仮名)というクラスメイトとニコニコ笑いながらレゴブロックで遊んでいた。

ユウタ君のお母さんとはお迎えの時間が重なることが多くて、よく、ユウタ君が「ハナコちゃんとコープ行くの!!」と待ってくれたり、一緒に買い物したがってくれたりして、私は勝手にきゅんとしている。

ハナコは学年イチ小柄で、ユウタ君は、たぶん学年イチ大きい。その体格差もなんだかほほえましくて、

ハナコは兄貴が二人いるわがまま娘だから、クラスメイトのなかでも、ちょっと大きい男の子には、兄貴のようにわがまま言ってたりして。なんか親しみを感じたりするんかなぁ。ユウタ君、我が家の兄貴たちより優しそうだしなぁ。

などと、勝手に想像していた。

翌朝、また園児2人をこども園に送って、職員室の前で、必要な書類に記入などしていたら、年少組の子たちが園庭に飛び出していくのが見えた。

園を後にするとき、振り返ると、ハナコとユウタ君が、砂場で一緒にお山を作っているのを見かけた。あぁ、またあの可愛い二人組!
私はおそらく満面の笑みを浮かべて、門を出た。

その日の夕方、またお迎えに行くと、ハナコとユウタ君は、同じテーブルに座りながらも、少し離れてそれぞれ黙々とレゴを組み立てていた。
「ははは、そんな日もあるよな」と思いながら、よくハナコの1日の様子を私に親身に教えてくれる先生に、

「先生、ハナコはユウタ君とよく遊んでいますかね?よく一緒にいるのを見かける気がして」

と雑談のように話しかけると、速攻で、

「ううん、そんなことないよ、特別に2人よく遊んでるってことないわ。
ユウタ君、優しいから、いろんな子と遊ぶんだよね。ハナコちゃんとだけ遊んでるってことはないかな」

と、謎の全否定をされた。いや、部分否定か・・・笑

なんか、先生のその言い方も不思議で、

「そうねぇ?比較的よく遊んでいるほうかもね?」
とか
「そうねぇ?いや、お迎え時にたまたま一緒にいることが多いかもしれないけど、日中は特に一緒にいるところは見ないかな?」
とか

もう少しソフトな部分否定だったら腑に落ちたような気がした。

うーん、まさか、まさかだけどさ、先生私のこと、神経質な親だと思ってて、

長橋さんから
「うちの娘に特定の男の子をあんまり近づけないでください!!」とヒステリックにクレームを言われたら面倒だから、無難な回答をしとこう

って思われた結果だったりして・・・とちょっと妄想してみた。

いや、もしかしたら、私のことを繊細な人間とは思っているかもしれないが、神経質までは思われていないよな、遅刻魔だし、髪もいつもボサボサだしな・・・

いや~わからない。他人の脳内は、どんなに考えても想像しきれないことがある。笑
先生に対して何か思うというよりは、もう謎解きゲームのような感覚だ。

だから、
「あの先生は、私を神経質だと思っているかもしれないけど、そうではないかもしれない」と常に、納得のいく答えを探している。
本当に、ハナコとユウタ君は大して仲良くないのかもしれない。

できたら、先生も私に対して、
「長橋さんは神経質かもしれないけど、もしかしたら全然違うかもしれない」って思ってくれないかなぁ。いつか、分かり合えたらいいなぁ。


同じ先生のことで、過去に2記事も書いていた…😂

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