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永眠 2023.05.15

伯父、本日5/15、21:00 永眠いたしました。
享年88歳。


今回の上京の目的のひとつ。
6年ぶりに、伯父に会いにゆくこと。


先日、本当に久しぶりに、父方の従兄弟(いとこ)と電話で話し、
伯父の状態を知り。
従兄弟がひとりで伯父(と伯母)をみていたことを知り。
自分が何も知らずにいたことを非常に申し訳なく思い。


ワタシの昔の職場後輩から、結婚式の出席お誘いをいただいていた週末と併せて、
伯父のお見舞いに行こうと、即決意。

家庭の都合、子どもたちの予定の都合ともタイミングが合い、
1泊2日で単身で上京することに。


後輩の挙式参列は、5/14日曜日。

Kちゃん、おめでとう💐!!!
幸せいっぱいで本当に素敵でした。綺麗だったよ!!!
素晴らしい時間をありがとう!!!
これからもずっとお幸せに💞



その翌日、すなわち、本日5/15月曜日。

ワタシの父と、父の実家に向かう。
従兄弟に会うのは、実に30年ぶり!!!
(変わらなくて驚いた!)
伯母にお線香をあげさせてもらった。


そして、従兄弟とワタシの父との3人で、伯父が入院する病院へ向かう。



『終末医療』の病棟。
ワタシは、はじめて足を踏み入れた。

元気になって退院する訳ではないので、最後を少しでも安らかに迎えてもらえるように、みていきます…と、医師。

病院全体のエネルギーがあまりに暗くて物悲しく。ここで日々を過ごす患者さんの悲しみか。息を吸えない感じ。
勤務しているみなさん…医師や看護師さんも、大変なお仕事だなと、みなさん大丈夫かなと、思わず胸が詰まるような思い。



病室に入れるのは、見舞い者、ひとりずつ。


まずは父が。娘のワタシが一緒に来ていることも伝える。

続いて、ワタシ。

おじちゃん。
6年ぶりに会った伯父。

話せないけれど、
こちらの話しかけに反応する目の動きで、ワタシだと認識してくれたと感じた。

おじちゃん、achaです。白馬から会いにきたよ。
ワタシは涙が止まらず。

ワタシの子どもたち2人も元気なこと、夫の両親からよろしく伝えてと頼まれたことなど、
おじちゃんの目を見ながら、伝えた。

achaです。分かる? って聞いたら、
瞬きして教えてくれた。
分かるんだね。
会いに来たと、分かってくれた。

おじちゃん、ありがとう。

細く皮だけになった腕、ひんやりと冷たく。
手を撫でて、目を見て、話しができた。


おじちゃん、ありがとね。
また来るね。


きっと、また、は ないって、お互いに分かっているけれど。
でも、
また来るね、の言葉をワタシは選んだ。



その後。
従兄弟と父と3人で少しお茶をしてから、
ワタシは長野への帰路につき。

電車内の中でも、新幹線の中でも、
ずっと伯父のことを考えていた。ワタシが子どもの頃の思い出や、6年前に娘を連れて家に遊びに行ったときのことや。閉じた目から涙が溢れる。

ワタシの記憶の中のおじちゃんはいつも笑っている。タバコを吸って、魚釣りと将棋が大好きで、ピーナッツが大好きなおじちゃん。

今日の小さく痩せ細ったおじちゃんの姿は別人のような…でもね、目の優しさは同じだったよ。
いつものおじちゃんの優しい瞳だった。





新幹線が長野駅に着き。
長野駅から白馬の自宅へと、車を運転して戻る道すがら。
途中で、従兄弟に電話をかけた。
今日のお礼と、まもなく無事に帰宅できることを伝えるために。
すると。
なんと。
従兄弟は、たったいま、病院から伯父の危篤の連絡がきたと。
これから病院に向かうところだと。


そして、ワタシが家に到着する少し前に。
伯父の永眠の知らせをもらった。



本当に最期だった。
会えてよかった。
直接、ありがとうが言えてよかった。
伝えられてよかった。
会いに行ってよかった。

おじちゃんは、ワタシ達が来ること知らなかったけれど、待っていてくれたのかな。
会えて本当によかった。
ワタシ達がおじちゃんのことを想っていると、伝えられたかな、本当によかった。

タイミングの神様、ありがとう。



今日、病室で横たわる伯父は、酸素マスク姿がとても苦しそうで。
苦しい?と聞いたら、微かに瞬きして、Yesって教えてくれた。そっか、苦しいんだね。。とワタシは答え。
だから、苦しい時間がずっと続かなくてよかった、と、思うワタシもいる。



おじちゃん、どうもありがとう。
これまでどうもありがとう。

3ヶ月先に旅立ったおばちゃんと、あちらでまた会えるかな。ゆっくり休んでください。

従兄弟のお兄ちゃんには、ワタシもこれからしょっちゅう連絡するよ。だから心配しないでね。。。いや、きっと心配だよね。。。お兄ちゃんひとりワタシも心配だもの。。
今度は子どもたちを連れて遊びにいこう。おじちゃんがしてくれたみたいに、お兄ちゃんに子ども達をタイヤ公園に連れていってもらおう。





今回。
後輩の結婚式に招待されたタイミング、きっかけに感謝。それがなかったら、おじちゃんに会えていなかったと思う。
Kちゃん、呼んでくれてどうもありがとう。本当に素敵な会でした。
このお話しはまた今度…



死を想うことは、
いかに生きるかを想うこと。

残されたワタシ達は、
生きているいまを、生かされているいまを、生き切るのみ。

いつかワタシにも訪れる別れのその日まで、精一杯、粛々と、生きるのみ。


そして。
会いたい人に会いにゆこう。
大切な人へ愛を伝えよう。
いま、だけだから。



おじちゃん、どうもありがとう。
ご冥福を心からお祈りします。





2023年5月15日
愛と光と感謝を込めて
acha




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