栞 2024年2月16日 01:57 家族旅行はいつも小さな民泊だった。畳にほつれがあるような場所だったけど、僕にとっては冒険に出るくらい楽しみだった。夜には両親がお酒を飲んで、僕は広縁から外を眺める。オレンジの電気がやけに優しくて、いつのまにか眠てしまって、朝日が起こしてくれる。帰りには小さなキーホルダーを買って。 #140字小説 #140文字 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート