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離婚旅行 いん ITALIA その4

6日目 バチカンの悲劇

ついにきたぞ!首都ローマ・そしてバチカン市国
今回の旅メインイベント バチカン美術館とシスティーナ礼拝堂
 ここに来るために今回のツアーに参加したんだ、やっとこれた
と 夫はゴホゴホ咳をしながらも 少しうれしそうにガイドさんの
説明を熱心にきいていた。
さすが、カトリックの総本山 バチカン美術館は見どころだけ駆け足で見学してもびっちり2時間かかり、どこもかしかも超満員  
物売りや怪しい人も沢山
ジプシーのおばちゃん、遠足の子供にも小銭ねだってた。
そして 再度ガイドさん 
バチカンのなかにもスリは潜んでいるから
ポケット注意して!のアドバイスに 
はたまた夫はバッグを抱きしめ、ジャケットの内ポケットをガードして
きょろきょろして、彼が一番挙動不審だった。

そしてついに!事件はおこった!
見学を終え、人でいっぱいの美術館から出て、
バスの駐車場へ我々一行は向かっていた。
スリ警戒に疲れ 半ば放心状態で我々一行の先頭を歩いていた夫、
その前方にキャアキャア楽しそうに笑いながらミニスカートや超短パン姿の中学生位の女の子4~5人が近づいてきた。
そして すれ違う瞬間
何故か 夫の周り取り囲み、お尻をむけ、ミニスカの子はスカートをパっとめくりあげ、お尻ペンぺーんのポーズをして
ほーらほーらバーカバーカ!うえぇぇぇぇい! 中指立てポーズまでして
その場を走っていった。
夫は ぽかんと ほんとうに開いた口が塞がらない
その言葉どおりで 
無言でバスに乗り ホテルに帰っても無言だった。


ジブシーの子供達にからかわれ、首都ローマの人込みに疲れ
ベッドから動かず、服も着替える気力もない!

ご飯いける?寝てる?行くの?いいけど着替えなさいよ
疲れてるのにワイン飲むの?水にしとけば?
お風呂お湯ためたからはいったら?はいらない?
いやさっとはいりなさいよ、下着かえたの?

この言葉に 夫が返事したのは「ああ」と「いや」
だけだった。


7日目 スペイン階段でひと悶着 


夫は昨日のお尻ペンぺーんの心的ダメージなのか、
朝早いのが辛いのか 口数が少ない。溜め息が多い、
朝からいつもの胃薬+何かの薬を追加でのんでいる。
本日は 前もって予約していたナポリ・青の洞窟 オプショナルツアーに行く。
早朝6時過ぎ ローマを出発し、他の日本人ツアーとナポリまで一緒に行き、ポンペイ遺跡観光とカプリ島観光と別れるらしい。
高速を3時間ナポリに到着。
ベスピオス火山がドーン、海がバーンの風景はどこかに似てる、
ガイドさんの説明で納得、鹿児島と姉妹都市だそうな 桜島ドーン!
桜島と違うのは高速船の速さと波の揺れと船の中でうどんが売ってないこと?
カプリ島にいく船が高波で揺れて船酔いと思われる気分不良者が数名
か出るなか、韓国のおばちゃん達はワァーキャーいいながらバシャバシャポーズを変えて元気に写真撮影していた。
やっぱり おばちゃんはどこの世界でも最強だ!!
カプリ島に到着し、天気も良く景色もきれいで
夫もうん、あー、以外の言葉を発するようになった。
青の洞窟は残念ながら波が高くていけなかったのは残念だったが、
それでも海底が珊瑚なのと青すぎる海水に光がさすと鏡のよう。
周囲の岩場や丘陵に素敵なバカンス用別荘と思われる邸宅が沢山
あらー♪来年の夏はここにバカンスにまた来たいね~♪
と夫を見ると首を横に振っている。
こんな素敵なところなのに??
その後船を降り、狭くて急な坂やカーブをそんなに飛ばさなくてもいいのにと思うシャトルバスに乗って、眺望のよいレストランでシーフードなお昼を食べ、またジェットコースター並みにヒャーと降りてきた

夫はここでもやっぱり色々と怖かったのか、帰りの船の出発時間まで
俺はここで座ってるとベンチでレモンジェラートを食べて
やっと青空と海をながめながらリラックスしてるようだった。
夫を置いて一人で買い物に行き、元のベンチに戻ると
イタリア人なのか他の国なのかの高齢者団体ツアーの集合場所になっており、その中に若干若めのおじさん、夫がぽつんと座っていた。

その後ローマ、テルミニ駅でバスを降り 散策&夕飯食べにいく。
夜の20時近くだが、まだ明るい。
ローマといえばローマの休日、スペイン広場とやらにいってみよう、と
歩き始めたが、段々辺りが暗くなると道が分からず地図もみえず。
そしてローマ市内信号が少ない、かつ車やバイク容赦なくバンバン走ってくる。観光客もみんな地図片手にウロウロ、その周囲に怪しそうに見える人
達も後をつけている(ように見える)
怪しそうな人たちが追ってこないように速足で歩いていたら
やはり道に迷い、
私の天下の宝刀『ポルファボーレー!作戦』でイケメンポリスに笑顔で尋ねスペイン広場到着。
ほっとしたのもつかの間やっぱり来たぞ花売りがっ!
夫の大声ノォーで断るが、物売りもあきらめず結構グイグイくる。
ついに夫の最終兵器『うぉおおおおー』を繰り出す。
ー説明すると、両手をあげて熊の威嚇ポーズをして「おおおぉ!」と叫ぶ、
夫の十八番で、子供達が小さい時寝ないと、こうやって脅かしていたものだが、イタリアで スペイン階段で皆様に披露するとは…

しかし、ローマの花売りはあきらめなかった。
そんな反応されるとは思わなかったんだろう、
花売りも夫のポーズを真似て『うぉおおおおー』
『ウワッ!』『おおづ!』
いい大人が両手あげてウォーウォー 何やってんだか 、花1本位買ってやればいいのに
警察が近づいてきそうだったので他人のフリしてその場を去ろうとしたところ、両者決着つかずの戦いに疲れた夫が私の後を追いかけてきた。
もうここで夫の今日の気力終了 
その辺のピッツェリアでビールがぶ飲み、愚痴が不満が爆発した。
やっぱりワインよりビールがうまい、
イタリアは俺に合わない、体調もイタリアにきてから最悪だ、
パリがいい、ロンドンにはこんなに変な人に囲まれることはなかった、
何で俺だけこんな目に遭うんだ etc.もう帰りたい、日本がいい
イタリアに歓迎されてない…

はいはい明日はもう帰国ですよ


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