海外に行くとスリとか強盗がその辺にウロウロしていてお金やバックを取られるって聞くから、怖くて不安です、特にスペインとかイタリアにはその辺にごろごろスリがいて危ないんでしょう？その話ほんとなの？
はい、お答えしましょう
半分ホント　半分そんなにご心配なく！

ガウディの建築で世界中から観光客が来るバルセロナや首都マドリード界隈には旅行者だけではなく、仕事を求めて地方から来た人、外国から移住してきた人など、多くの人々が雑多に行きかっています。生活に慣れてなさそうな人や観光客を目当てにスリや窃盗や物乞いも都会に集まってきます。　　地下鉄、街角、はたまた有名な美術館内や観光客が多い教会の中でそういったスリ被害や窃盗犯罪にあう可能性は多いです。人が多いところほど危険性が大きく、人もまばらな地方の都市に行くとあまりそういった被害にあう可能性は少ないといえます。

日本ではあまり考えられないことですが、スペインではカフェやレストランは比較的人の出入りが自由なので、お客ではない物売りや飲食目的でない人が勝手にレストラン内に入ってきます。お店を出ようとする時にバックが勝手に開けられていた、財布だけなくなった、という手口もあるので注意が必要です。
もちろん観光客だけではなく地元住民も地下鉄内やカフェやバルでスマートフォンやカバン、財布、アクセサリーなど盗られてしまった、という話をききます。

スペイン人はテラスという路上で仲間や家族と集まってコーヒーを飲んだりビールやタパスをつまんでわいわいする事が大好きな人が多く、酔っぱらったりおしゃべりに夢中になってしまい、うっかりそこでスリや盗難被害にあうこともあるんです、観光客だけが注意しなければならない問題ではないんです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人のモノは盗ってはいけない、それはスペインでも同じです。ただし誰のモノか分からないもの、置いてあるものは見つけた人が　おお～神よ、私に恵んでくださいましたか！ありがとうございます！とあっという間に誰かに持ち去られてしまいます。

さて、それにはどう対策したらいいのでしょうか？それはただ一つ　

気をつける！

この一言につきます
スリはスリですよ、怪しいですよ～といった風貌では近づいてきません。
普通の人たちに交じって人を観察しスキを狙っていたって自然にブツをかっさらっていきます。それが彼らの仕事です。見つかって警察に通報されてしまってはゲームオーバーですから。
カバンやリュックは体の前の常に目が行くところにおく、特に地下鉄やバスではリュックは手にもつ。
ジャケットの外ポケットや特に男性はズボンのお尻のポケットに財布やスマートフォンをいれない
多額の現金をもたない。支払いはなるべくカードを使う　ブランド長財布は人が多い路上で堂々と広げない
バッグはジッパーや蓋付きを使う　あまりブランド名が目だつバックをもたない

日本で生活する時よりちょっと気を付ける必要はありますが、あまり神経質になりすぎてバックを抱え込んで周囲を警戒しながら旅行すると全く楽しくないですよね。

自然にリラックスして、そして持ち物はなるべく少なく。
でも人込みや地下鉄、バスの中などでは自分の持ち物に注意する

これでスペインをあるきましょう。