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【人生のほんの1日】20230718 生け花のレッスンに行ったりとか

今日は、2023年5月から流派を変え新しい先生の下で再開した生け花のお稽古日でした。

前回までは教科書の型に基づいた型生けのお稽古だったのですが、今回は雲竜柳の「線を活かした作品」という自由花課題でした。

今回の花材は雲竜柳、モンステラ、オンシジウム、銅葉のドラセナ。

先生からは雲竜柳は枝を結んだりして自由に造形してもよいとのお話でしたが、私は第一印象で、雲竜柳の頼りない曲がり線が大きな空間性をもって煙が上り立つような造形を描く作品を作りたいと思い、枝のままの線で生けることにしました。

お教室で最初に生けた状態。ややダラっと広がり、
どれが主役か分かりにくいですね😅

細くて曲がりくねった線を使って煙とか炎みたいな空気に揺れる造形を表現したかったので、枝元の太い主軸幹を切り詰めたのですが、そのブツっと切られた太い幹枝のブツ切れの断面がなんだか私には面白く感じられ、同じ雲竜柳の煙のような細い線と、絶筆のように突如ブツ切れで終わる「断章」のような太枝の線を対比させることにしました。

ブツ切れのトルソのような枝の表現

JS.バッハの最晩年の作品「フーガの技法」の「コントラプンクトゥスXIV」は、バッハが視力の急激な低下により筆を置いた箇所で、明らかに曲の途中の中途半端なところで、宙に放り出されるように突然終わります。


そんなイメージで、あえて枝元ブツ切り断面をもうひとつの主役のようにあえて見せるような構成で生けました。

普通は、枝ものの断面は目立たないように処理したり工夫して生けるのが基本ですが、あえて粗暴な表現を紛れこませた作品です。

作品のコンセプトとダイナミックで攻めた作品創りの姿勢は、「太田さん、前衛的な自由花は性に合っているんじゃない?」と先生にも好評価をいただきました。

その上で、コンセプトを伝える表現として生け方が良くないところをいくつかご指導、手直ししていただきました。


以前通っていた草月流の教室でもそうだったのですが、私の場合、ルール重視というよりはルールから脱線した面白み重視😅な創作傾向があるので、型生けよりも前衛作品の方が、好きだし自分に向いているようですね。

先生手直し後。モンステラの葉形も相まって
メラメラした造形感が相当増しましたね😊

花材をもち帰り、早速、家でもおさらいで生け直してみました。

家で生け直したおさらい作品

高さ1.5m以上ある大きな作品なので見栄えがしますね。
引き続き、師範目指して頑張っていきます😊

今回のお花に関連して、ちょうど読んでいた comme des garcons homme plus の2023-24秋冬のコレクションに対してのデザイナー 川久保 玲さんの言葉が思い出されました。

「Avant-Gardeの本来の意味は ”戦いの中、リスクを伴う前線に立つ” ということ。」

川久保 玲


来月、↑のルックのハーパンを予約してあるので、楽しみにしています。



【今日のピアノ練習覚え書き】

ウォーミングアップ


スケール フラット系全調
ツェルニー 30番11、13


初見練習 

カッチーナ「アヴェ・マリア」(吉松隆 編)前半

これも結構前に楽譜を買ったけど弾いていない本棚の肥やしでした。4ページの内、前半の2ページを読みました。

とてもデリケートでキレイな編曲で、やはりいい曲だなぁと改めて思いました。


以下、楽曲練習

コンクールの新曲2曲

結構ムーディーな曲なので、演奏の味付けがキモになりそうです。
こういった曲でコンクールで勝負するためには、まずは一刻も早く暗譜で弾けるようになって、表現にチカラを入れないといけないので、必死こいて練習しました。
2曲とも局所的に難しい箇所があるのでそこを重点的に部分練習。

小品なので、コンクール提出動画は暗譜で出したいのですが、期限までに暗譜で気持ちの平静を保って弾けるところまでいけるかやや綱渡りです。

ツェルニー30番 11、13

13番、指も脳もなじまずやや苦戦中です😅

バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 6番 BWV851

今日は前奏曲の特に苦手でゆっくりになってしまう箇所を、左手の声部がよく聞こえるように意識して練習しました。
右手の細かい動きが続く曲なので、右手に気を取られがちなのですが、どちらかというと左手の旋律が全体を通底的に支配している曲ですし。


パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード
1-1 ファンキー、1-3 ボレロ

1番ファンキーは、速く弾き過ぎないようにして間違いを減らすように練習しました。
3番ボレロは大好きな曲なので、はやく弾けるようになって舞台に乗せたいです。

ベートーヴェン 
創作主題による32の変奏曲

今日は27変奏から最後までを練習しました。第32変奏の最初、食い違ったリズムが頻発する8小節が、私にはとても難しく感じられます。

ショパン バラード第2番 op.38

今日は最初から5~7ページめを弾きました。

ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番

この2曲もそろそろ舞台に乗せる準備で、本気モードで取り組んでいます。

2曲の通し練習と4番をゆっくりめで覚えたところは暗譜で通すようにしました。
4番の苦手な中間部の暗譜もしたいので、かなり時間を割いて「楽譜を見て弾く」「手を見て弾く」を繰り返し脳に覚えさせる練習をしました。

ドビュッシー グラナダの夕べ

コンクールに向けて本気練習しています。

この曲は、ゆったり静かな曲ですが、なにげに構造が入り組んでいて声部も和音の数も多いですし、それらの技術的な処理をしながらこの曲の気だるくエキゾチックな雰囲気や揺蕩いながらもいろいろなシーンがを現れて変遷していく様子を表現していかなくてはならないため、私的にはとても難しいと思う曲です。良い演奏ができるように頑張ります。


スクリャービン エチュードop.2-1

この曲もコンクールのどこかで弾きたいので、細かい表現にも気をつけて練習しました。

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