【植栽家の日常】20221105 建築家との対談記事校正

画像1 今日は、12月に発売予定の建築雑誌 SDレビュー2022に掲載される私と建築家 藤野高志さんとの対談記事の校正に着手しました。私と藤野さんとのコラボレーション作品を通して、建築とランドスケープの分け隔てのない在り方について語り合っています。私が建築設計にも加わった私の自宅兼社屋プロジェクトについても言及しています。建築と植栽については、人が設計したものが緩い管理で半ば自然に近づいた状態、「第三風景」が本対談でクローズアップされています。
画像2 第三風景の概念は、私が知る限りだとフランス人庭師 ジル・クレマンさんの著作が初出と思います。写真のa+u 2022-07号でもクレマンさんの第三風景的ランドスケープ作品が掲載されていたり、あまり変化を前提としないで作られる建築物が植物との融合によって予定調和を越えた新しい風景を形成していく事例が多く掲載されていて興味深いです。人間のデザインしたものが、自然の見えざる手によって変貌を遂げていく、その人間と自然との共作のような植栽観は私も強く共鳴する部分でもあります😊
画像3 藤野高志/生物建築舎 「天神山のアトリエ」(2010) 植栽計画:ACID NATURE 乙庭
画像4 太田敦雄×藤野高志「覆(おおい)」(2022)

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