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歩みと歴史(中編) なんとなく生きられる

こんにちは!
 
先週の前編では、「なぜ、その事業は失敗したのか」というテーマで、弊社の始まりについて紹介しました。
 
前編はこちら↓↓↓
 https://note.com/yht_consulting/n/nb926ef60191e

前編を簡単におさらいすると、「フィットネス事業を立ち上げたものの、軌道に乗らず、残ったのは借金約2,000万円・・・」。この時点では、正直にいうと何をすべきか、よく分からなくなってしまいました。
 
この中編では、借金2000万円から現在のコンサルティング事業に至るまでに、何があったかについて紹介します。
 
私たち自身の学びとしても、今回のテーマは「どう事業をピポットしたか」についてです。
(いえ、少しカッコよく書きすぎました(笑)。)
 
以下では、生々しい話も踏まえながら、起業する皆様、また新規事業の立ち上げに関わる人にとって、私たちの学びから心の持ち方を僭越ながらお伝えしていきたいと思います。


1. 信頼できる仲間がいればなんとかなる

まずは借金2000万円を抱えた時に何が実際に起こったか、過去をお伝えしたいと思います。
フィットネス事業をほぼ閉鎖せざるを得ず、次に何をすべきか、途方に迷い、会社を立ち上げた2人は一旦袂を分つことになりました。正直、生活に困るレベルになり、代表はスタートアップにジョイン、共同代表は個人事業主として生計を立てる道を選びました。
 
なぜなら、その時の会社の年商は主婦の副業程度!!笑(今だから笑えますが・・・)
 
しかし法人自体は潰さずに、維持はしていました。特に共同代表は、再起の道を全く捨てていませんでした。
 
そんな中、別々の道を歩んで1年ほど経った頃、共同代表は法人の再起に向けて、声を上げ、行動をしてくれました。どんな事業をするか、決めていませんでしたが、まあまあの大きな案件が獲得でき、代表もスタートアップを離れ、再スタートを切りました。
 
これは、シンプルに「仲間」の存在が故に再スタートを切れたと思っています。
当然、皆様は経営している方でも、会社員の方でも周りに仲間はいっぱいいらっしゃると思います。しかし、「信頼できる」と声を張って、言える人はどれぐらい言えるでしょうか?うわべだけでなく、リスクも一緒に取れる人でしょうか?
 
これから起業する方でも、新規事業を担当する方でも、挑戦するときには、そこに信頼できる仲間がいれば、チャレンジできるし、再起もできると思っています。
 
この点では、会社の立ち上げ時に唯一間違えなかった選択肢でした。

2. キレイごとを捨てて全力でもがく

そうしてふわっと始まった再起の道でしたが、事実としてあるのは、そこに案件があるのみで、何を会社としてするかは全く固まっていませんでした。(この案件自体は開発案件でした)
こんな事業しよう、あんな事業しようと話を色々しましたが、イマイチしっくり来ませんでした。しかし、活動している中で、コンサルティングの案件を振ってくれる方がいて、最初にもらった案件も評価をもらって、ずっと継続し、なんとなくですが会社としても個人としても生活ができるレベルには回復しました。
 
とりあえずもがく!、これに尽きるのが、皆様に改めてお伝えしたいことです。事業プランだとか、計画だとか、課題抽出だとか、色々お作法とかあるのは間違いありませんし、非常に重要ですが、「とりあえずもがく!」の精神がまず第一です。
これは起業したての頃は頭で分かっていましたが、実戦はできていなかったことで、私たちの教訓にもなりました。
変に余裕があったり、退路があったりすると、なかなか難しいことではあると思いますし、ここまでになるまでにやりようがいっぱいあったのでは、と思います。
しかし、ここまで窮地に追い込まれるからこそ、本当に腹が決まった感覚はあります!(この後に、さらに追い込まれる一大事件があるのですが、それはまた別記事で・・・)
ポイントは、今の現実を直視し、もがくしかないこともあるし、それをしなければ開ける道がないこともあるということです。
間違いなく、ここの経験は役に立っています。

3. 自らを知りシンプルに表現する

もがいている中で、正式に会社の事業をコンサルティングにしよう、と決めたのは、昨年2023年末でした。
もがいている中でも、新規事業を立ち上げよう、とかなり検討が進み、着手直前まで行った構想もありました。(これがストップしたのは売上のかなりの大きな金額が未入金で訴訟を起こしたためです笑。この話の詳細は別記事で紹介します。)
 
しかし、全てをシンプルに考え、私たちが最も価値を最大化できる事業はなんだろう?、私たちは何ができる人なのだろう?、と振り返った結果、コンサルティングと営業に2人の共同創業者は立ち戻り、「コンサルティングの営業モデルを構築し、高いクオリティでコンサルティングを行う」というコンサルティング事業を正式に注力することに決めました。
 
振り返るとものすごくシンプルなのです。共同創業2人の強みをシンプルに最も活かせる事業だからです。
 
今から起業する方の中には、もちろん私たちよりはるかに優秀で推進力もあり、想いだけで事業を作れる人もたくさんいると思います。しかし、私たちとしては、自分自身の強みをどう活かすか、当然のようですが、自分を知るということを忘れないでほしいと思います!
 
また新規事業の立ち上げなど会社員として挑戦する方へは、やはり社内のリソースや使えるものを、既存事業との親和性をしっかり把握してから事業検討をして欲しいなと思います!

さて、本記事を読んでみていかがでしたか?
中編はかなり苦しいことがあった時期について紹介しましたが、振り返ると大きな学びや気づきがありました。生身で経験した、事業を立ち上げる苦しさを踏まえてるからこそのコンサルティングサービスを心がけて提供していきたい、と改めて記事を書きながら思いました。
 
後編では、コンサルティング事業立ち上げ前後から現在までについて紹介します。
 
お読みいただきありがとうございました!
 


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