私たちは自分が見ている世界と戦っている

自分が見ている外側の世界に対して「これでいい、OK」とは見てないなら、つまり、不平不満を抱いているとしたなら、

それは、世界と戦っているということです。

ちがう、、、そうじゃない、、、あぁなるべきだ、、、こうでなければならない、、、あぁでなければならない、、、と、世界を変えようし続けているということがそういうことです。

それが何を意味するのか？

というなら、コースの観点から言うなら、つまりは、それが神と戦っているということです。

この世界にいる私たち誰もがそうであるわけです。

そのためにこの世界はあると言っても過言ではありません。

本当はこの世界は実在しないにもかかわらず、です。

自分を取り囲んでいる周り（人、状況、出来事）を見ては、これではダメだ、、、それではいけない、、、それは間違っている、、、あいつが間違っている、、、あいつがいけないのだ、、、あれがこうなればいい、、、あれがこうなってほしい、、、などなど、それらを見ては、目の前の世界を変えようとしているのが、この世界にいる私たちがしていることです。

目の前の世界が、無であるとはまったく知覚されていないわけです。

それどころか、目の前の世界を自分の平安を脅かそうとする敵に見えている状態になっています。

そのように見えている世界は、まさに「戦場」です。

そのようにして目の前の世界との攻防（戦い）に釘付けになってしまっていて、まるで心休まることがありません。

その攻防（戦い）は尽きることがありません。

「人生」が、まさにそういうものとなってしまっています。

この世界にいる私たちにとってはそれが当たり前で、不平不満を抱かずに生きることなど不可能のようにさえ思えます。

私たちは目の前の世界をそのように知覚しています。

だからこそ、私たちに求められていることは、そのことを知る（悟る）ということです。

目の前に知覚している世界は自分ででっち上げた心の投影であるということに気づかないかぎり、もはや希望などなく、絶望しかないということを、です。

そうなのです。

そうでないかぎり、そのストーリーは終わることはないということです。

戦いを終わらせるための鍵となるもの

では、どうやったら、そのストーリーを終わらせることができるのでしょう？

どのようにしたら、この絶望的な状況から脱却できるのでしょう？