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イマゴト活動報告2023.06.08東京都DX(内容はサービスデザイン)研修講師

ちょっと珍しい内容の講師をさせてもらうことになりました。
なんと『DX(デジタルトランスフォーメーション)』!
え?秋田ってDXやってたの?って言われそうですが、
安心してください、やってません!

これまで21年間神戸市でDXがメインの部署に入ったことがないです。とはいえオープンデータをやりだした頃から当時の担当者からもいろいろと相談受けていたし、外部から専門官が来た時も相談を受けていました。

安心してください、プログラミングはできません!
正確には大学時代にやっていたFORTRAN 77とHTML/CSSだけです(古い…笑)

じゃあ、秋田がDX文脈で何の講義するんだ?ということなんですが、僕が講義をしたのはDXの大前提のサービスデザインです。
つまりどういうサービスをどういう視点・考えで作るのかを講義しました。
そしてそれをデジタルの力を使って住民の体験を変革させることがDXってことですね。

あ、ちなみに、東京都さんから直で秋田に依頼が来たわけではなく、組織・人材開発のHRインスティテュートという会社が研修のプロポを取ってその中で秋田が講義させていただくという流れです。

さて、講義の中身もちょっと書いておきます。

デザイン思考のプロセスで言えば
①共感(Empathize)→②定義(Define)→③概念化(Ideate)→④試作(Prototype)→⑤テスト(Test)
というプロセスを辿るのですが、DXのDが必要になってくる部分は自治体がやるというよりは外注すると思っています。
なので外注するには仕様書を作らないといけないのですが、そこでとても大事なのが①共感(Empathize)→②定義(Define)なのです。

デザイン思考のプロセス

この部分について、東京都下にある自治体職員の方々に、事例を踏まえながらお話しさせてもらいました。
内容を詳しくは記載しませんが、キーになる何枚かスライドを共有します。

まずはイロハのイ。相手の立場に立ってみるってこと。

そしてTEDxKobeでもプレゼンしましたが共感の仕方はすごく大事。TEDxのときよりさらに深掘って共感の仕方のお話もしました。

自治体の提供するサービスのユーザーは住民や企業だけではないんです。縦割り行政だからこそ、自治体の各部署もユーザーだという考え方をもっていないと、住民には便利だけど、裏で職員が労働力MAXで回しているということに成りかねない…そして行政サイドのユーザーとして耳を傾けることが縦割り行政を乗り越えるには必要なのです。

これは僕が最近強く思っていることだから他の人は言っていない言葉。
「複雑な社会課題は複雑なまま解決する」その真意がわかればDXの意義もすごく理解しやすいはず。

ってな感じで、全3回のうち第1回を終えました。そしてnoteを書いている今日は第2回の研修で再び東京に来ています。全3回の研修。第1回を受けた人の反応は上々でして、別件の研修案件を相談してくれたりしてます。

自治体職員のモチベーション向上や働く環境の改善につながるなら意義があると思って頑張ってます!

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