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Audiostock海外向けサイト

Audiostockの海外向けサイトが更新されたとメールが来てました。

ロゴ色もサイトの雰囲気も、日本国内向けとは大きく異なるところが面白いですね。アクセス元の場所を確認しているとのことで、日本国内からは閲覧はできるがアカウント作成はできない仕様になっているようです。

「海外」の規模

Audiostockが海外でどのくらい認知されているかは知らないのですが、そちらに注視するというのはよく分かるような気がします。

というのも、Audiostock経由のサービスでTikTokなどがいい例ですが、楽曲利用数の桁が違います。TikTokはユーザーに課金されない利用なので数字が増えるというのはありますが、数万に届く曲が私でもぽつぽつあります。

無名の作家の作ったものが数万回使用されるというのは、ネットのひろがりの凄さや、世界クラスの人が触れるサービスの強みを感じさせられます。(もはやそれに驚いているようでは感覚が古いかもしれませんが)

とはいえ、限定されたアプリ内での利用なので単価は低いです。あくまで自分の楽曲を耳にしてもらう数、その可能性、という意味で捉えています。

日本版との仕様の違い

試聴データの盗用防止のためのウォーターマーク(楽曲内に重なっている「Audiostock」という声)がなく、低品質データはダウンロード可能とのこと。また、サブスクリプションのみとなっています。

他の大手サービスも同様の仕様とのことですが、いずれ国内も同じようになるかもしれませんね。様々なものがサブスクになっている中、これは当然の流れなのでしょう。

また料金が$12.99/月のみ。今時点で約1,838円。国内のような3種類構成ではなく、シンプルでわかりやすいです。この辺も今時の流れでしょうか?

やはりサブスク対策が必要そう

以前も少し書いたのですが、作家側はサブスクにフォーカスした作り方をすべきだなと思いました。利用者さん1人1人に大きな単価を望んでも無理。たくさんの人のダウンロードを積み上げていかないと難しい状況です。

たとえば、私の場合Kindleで月額980円を読みたい本があるときだけ1ヶ月課金します。2冊で元が取れるし、買ってみて意外と読まなかったが場所をとる、というのを避けられます。これが「本」の世界だと一定数のユーザーがいると思います。

これをAudiostockに割り当てると、ちょっと厳しいですね。Kindleのユーザーと比べるとかなり少ないはずで、その原資をクリエーターに分配されます。なので、今回の海外版リニューアルは、その原資を増やすために人口の多いところへ再進出する、という感じでしょう。

自分の英語表記大丈夫?と考える

これまでは日本語サイト+自動翻訳を軽くチェックする、という感覚でしたが、これも改めたほうがよさそうです。特に効果音の擬音などそのままアルファベット表記されてしまうので、翻訳ソフトなどで確認したほうがいいですね。(擬音だとそれさえも難しいことがありますが。。)

加えて、そもそもの日本語タイトルやタグもよく考えないと、と思います。販売しているものは音ですが、そこに行き着く手段が言語による検索、と考えると、ここの表現能力も大切だなと思います。

一旦こういう棚卸し的なことも

もちろん、作品数を増やすことが基本中の基本だと思いますが、次に大切なことはこういったことかと思います。かつ皆やりたくてもやらない、やった効果が見えない、というのもありますね。

もはや数百という作品をアップしてしまったら、こういう作業は大変です。しかし、自分の売上を見る限り、登録時期が古いから売れないということがほぼないこの世界です。売れるものはリリース時期に関係なく売れて、逆も然り。


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