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【展覧会レポート】「ミロ展ー日本を夢みて」Bunkamuraザ・ミュージアムにて開催中!俳優・杉野遥亮さんの“クスっと笑える”音声ガイドも話題🎵

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東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムにて、4月17日まで開催中のジュアン・ミロの展覧会「ミロ展 日本を夢みて」。皆様、もうご覧になりましたか?
20世紀スペインを代表する芸術家ミロ。日本でもとっても人気のある画家ですが、実はミロ自身も日本に憧れを抱いていたのだとか・・・。本展は、そんなミロと日本との関係に焦点を当て、その画業を振り返る展覧会です。会場の様子を少し覗いてみましょう!

―実は、日本LOVE💛なジュアン・ミロ

ミロがスペイン・バルセロナに生まれたのは、ヨーロッパ中がジャポニスム(日本ブーム)に湧く19世紀後半のこと。シュルレアリスム(超現実主義)など同時代の芸術運動に関心を持ちながらも、創作初期の段階より、すでに日本文化からの影響を示した作品を描いています。

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(内覧会にて特別に撮影。浮世絵がそのまま貼り付けてある作品も!)

そして実は、そうした作品をいち早く評価したのも日本でした。詩人で、美術評論家の瀧口修造は世界に先駆けて、ミロに関する単行書を出版。詩を読むことを好み、絵と文字が一体となった作品を多く手がけたミロとは通じ合うところがあったのかもしれませんね。後に二人は詩画集を共作しており、本展ではその作品も紹介されています。

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(こちらは「絵画と文字の融合」を追求した時代の作品。内覧会にて撮影)

本展で、印象的だったのは、赤、青、黄といったミロの作品のなかで使われていた鮮やかな色彩が、展示室の壁にも使用されていたこと。空間全体でミロの芸術世界を体感することができるのも、楽しいですね😊

―大好評!俳優・杉野遥亮さんによる音声ガイド

展覧会を鑑賞する際には、杉野遥亮さんによる音声ガイドもぜひお楽しみください!杉野さんは海外で初めて行った先が、スペインのバルセロナだったそうです。音声ガイドを収録しながら、ミロのことがとっても好きになった、とも語ってくれました。

杉野さんの軽やかな語り口によって、ミロの新たな一面を知ることができます。また、隠された番号がわかった人だけが聞くことのできる、シークレットトラックも・・・。杉野さんが教えてくれるヒントをしっかり聞けば、必ず番号がわかりますよ!

音声ガイドには、ミロが好きだった音楽、同時代の音楽もBGMとして収録されています。気になる方は、こちらのプレイリストからチェックしてみてください。

本展は、東京展終了後、2022年4月29日からは愛知県美術館にも巡回します。ミロと日本の相思相愛の関係、ぜひ会場で体感してくださいね!(すが)

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―展覧会情報

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ミロ展 日本を夢みて
会期:~2022年4月17日まで
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2-24-1)
開館時間:10:00~18:00(金・土は21:00まで)
※入館は閉館の30分前まで。金・土の夜間開館は、状況により変更になる可能性もあります。会期中すべての土日祝および4/11~4/17は事前にオンライン予約が必要となります。詳しくはこちらから。
★会期末は混雑が予想されます。ご来場はお早めに!

―音声ガイド情報

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ナビゲーター:杉野遥亮(俳優)
収録時間:約30分
貸出料金:600円 (税込) ※お一人様一台につき

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