8月に入り、大きなテーマは2つあります。1つは中国の景気不振の 顕在化、2つ目は米国の金利上昇懸念です。 中国の不動産を中心とする景気の変調は、消費の悪化、若者の失業 率の増加などにつながっています。日本は機械関連企業や半導体企業、 一部の消費関連企業など中国への売上依存度が高く、今後の中国景気 の悪化はこれらの企業にとってはマイナスの影響を受けることになる ので、注意が必要です。

米国も、金利水準を過去にないペースで引き 上げてきましたが、ここにきて消費が堅調でかつ雇用情勢も予想を上 回る堅調さで、追加利上げも予想されます。 そのような中で、世界的に株式市場はいわゆるリスクオフ、投資を 手控える動きになっています。当ファンドも下落リスクを手当するた めに現金比率を少し上昇させています。

過去パフォーマンスの良かっ た銘柄を削り、より株価が割安と考えられる企業に投資するようにし ています。また景気に関係なく株価が期待できる割安な中小型株企業 へ投資をいたしました。

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