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管理職クラスの転職は有利だが注意が必要ー40代前半 Aさんの場合ー

私は人材エージェントとして約20年以上第一線で仕事を続けています。
時代はその間に大きく変わりました。
みなさんの転職理由も少しづつ時代とともに変化しています。

そんな私の経験をもとに実際に転職を考えている人がどのような理由で転職することになったのかをお伝えします。
(もちろん個人情報に配慮してお伝えします。)

40代前半の男性 Aさんの場合


Aさんの転職前の状況

上場メーカーのグループ企業に勤務して約10年、経理の責任者となって5年ほど経過しました。
仕事の内容や人間関係にも特に不満もなく、会社の業績も安定していて転職するほどの大きな理由はありませんでしたが、これから40代の後半、そして50代と先のことを考えると直属の上司が50歳であり、グループ間の人事交流もあまりないことからこのままの上下関係が10年は続くと予想されました。

もともとこの会社に入社する前に在籍していた会社は、設立10年ほどで上場を目標にしており、管理部門には優秀な経験者もいない状態のため、あらゆることをネットなどから勉強したり、社外に足を運んで経験者から聞いたりと、今思えば大変充実していた日々でした。

今安定した企業にいますが、親会社もあることからこのまま大きな変化もなく40代が過ぎ、サラリーマン生活の円熟期の50代を想像すると、スキルアップも感じられず、同じ人間関係で定年を迎えることに対して自分自身のたった一度の人生を考えるとこれでいいのか?という漠然とした問題意識を考えることが多くなりました。

転職に至った経緯

キャリアカウンセリングを受けてみて、改めて自分の恵まれた環境を知ることができ、このままここにいることのメリットをしっかり認識しましたが、今この年齢であれば転職はかなり有利なこともわかり、敢えていばらの道になるかもしれないが、40代を伸びしろのある会社でもっと自分を鍛え、50代をその勢いでその時にまた考える選択をすることにしました。

40代の管理職の転職は有利。でも注意が必要

40代の前半で上場企業の管理部門にいる方は、求人情報はたくさんあり、良い転職ができる可能性があります。ただし、2つ問題があります。

その1
年収が維持されるかどうかが微妙なこと。

その2
気が付かないうちに大企業病になっていること。

このAさんは、まだ年収も1000万に届いていないことと、自ら厳しい環境で成長したいという意志がありました。
ぜひ、皆さんのキャリア形成の参考にしてください。


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