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アイシングで疲労回復?

スポーツ現場におけるアイシングの役割は、3つあります。

ケガの応急処置
リハビリテーション
コンディショニング

中でもコンディショニング観点でのアイシングは、暑い時期は特に重要性が増します。

練習や試合の疲労を和らげる

筋肉には、至適筋温があります。
筋温の上がりすぎによるパフォーマンス低下を防ぐために、運動中にもアイシングをして体温調節をする場合もあります。

・皮膚が露出している首筋
体温や筋温が上がりすぎると、筋肉がオーバーヒートを起こして、本来のパフォーマンスが発揮できなくなってしまいます。
夏場は練習後や試合後にはクールダウンとして、エネルギー消費を抑える目的でもアイシングを活用するといいでしょう。
小さな氷のうの場合は、太い血管が通っている脇の下や、太もものつけ根に当てて、身体全体の体温を下げる使い方が有効です。

・アイスバス
真夏に激しい運動をした後は、特によく冷やす必要があります。
そんなときに、全身を一気に冷やせるのがアイスバス。
今ではプロリーグや実業団のチームだけでなく、大学や高校でも用意しているチームも増えてきています。
バスの中に大量に水と氷を入れ、足から入るだけで効率的に冷やすことができます。
翌日もフレッシュなパフォーマンスが発揮できるように、疲れを残さず、身体をメンテナンスする意識を持ちましょう。

・大きな筋肉のある太ももを冷やす
ラグビーやバスケットボールといった激しいフィールドスポーツは、ハーフタイムの間に素早く筋温を下げる必要があります。
筋温が上がったままだと、エネルギーを消費し続けてしまうのです。
身体の中でも特に大きな筋肉である太ももの筋肉は、どの競技でもよく使う部位になるため、積極的に冷やすことが重要になります。
筋温の低下は、数字以上に主観的なリフレッシュ効果があります。
意識的にアイシングをして、筋肉の温度調節を正しく行うことが、パフォーマンスの最大化につながっていきます。

よく使う部位は局所的に冷やす

テニスや野球であれば利き手の肘、肩など、競技中よく使う部位は、局所的にアイシングを行うことを進めます。
氷のうやアイスパック(ビニール袋に氷を入れたもの)をうまく活用して、部位をマッサージする感覚でなでるように冷やす方法が有効的です。
練習後や試合後のコンディショニングを丁寧に行うことで、筋肉の損傷を最小限に抑えられます。


寒い時期ですが、ランニングなどで関節に負担のかかるスポーツ等をされる方は参考までに☺️


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