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【なぜあなたの農業は儲からないのか】 時間を大切にする。

静岡県浜松市で柿の栽培している柿農家が農業で食べていけるようになるまでに何を学んだのかを書いていくブログです。農業経営者の方、新規就農者、就農を志している方、農家の2代目の方におススメのブログです。

柿

今回は自分でも書こうか迷いました。それというのも、私はこれがとても苦手で自分でも出来ていると思っていないからです。しかしこれはとても大切なことなので書かないと片手落ちになってしまうので書きます。偉そうなことはとても言えないですが聞いてください。


MGマネジメントゲームというのはゲーム内で製造業を5期にわたって経営することで利益感覚や経営感覚を学ぶことが出来るゲームだと以前もブログでもご説明しました。
ゲームを進めていくとあることに気が付きます。それは、同じ商品同じ条件でゲームを始めたにもかかわらず儲かっている人と儲かっていない人がいる。ということです。私の経営の師匠はこういいました。


「僕は若いころに借金だらけの会社を親から引き継いだんだよね。そのせいで経営が大変で儲からないと思っていた。同じ条件や同じルールでやれば自分の方が絶対に儲けてやるのにって思っていた。でも実際にMGをやって同じ条件、ルールでやってみたけど全然、勝てなかった。僕は当時、何度も研修に参加するお金もなかっただから、必死で他の人との違いは何か?儲かるにはどうしたらいいのか?を考えたんだよね」
その中の一つが時間を大切にするということです。


ゲームの中では1年を45行のマスで表します。行動を起こすごとにマスが埋まっていき、同じテーブル内の誰か一人でもマスがすべて埋まるとゲーム終了です。1年が終わったことになります。(そのほかに制限時間もあります)
これは同じ時間を過ごしていても、マスをたくさん使う人と使わない人の差が出るということです。ゲーム内で出来る行動は「商品の製造」や「販売」そして「競争力を高める」などいろいろな行動を起こせます。しかし、もたもたとしていたりマスを無駄に使っているとそれが出来ない内に1年が終わります。


MGマネジメントゲームでの行動は普段の行動が出ていると先生に教えていただきました。
農家は農作業をすることが仕事になっていることが多いですが、生産と販売を繰り返していくだけで本当に良いのでしょうか?
営業活動やマーケティングを学ぶ時間は取っているのでしょうか?
他の会社は競争力や付加価値を高める活動に時間とお金を費やしているのに自社は大丈夫なのでしょうか?
次は同じ値段で商品が売れるとは限らないのでは?

実際の会社の経営では他社がどのような行動をしているのか見ることは困難ですが、ゲームの中では見ることが出来ます。競争力を高める行動をしていたり、高性能な製造機械を買っているのを見ることが出来ます。
なんなら他の人の決算書を見ることが出来ます。MGの上手な人の決算書は本当に勉強になります。なぜその人がそのような行動をしたのかを考えていると儲かるヒントが見えてきます。

私はタイムマネージメントが苦手で、ついつい自分の好きなことや興味のあることに時間を使ってしまいます。そしてやるべきことをする時間が無くなり、ぎりぎりになって焦って行動を起こして失敗する。というのを繰り返してしまっています。時間を大切にすることは、これは私自身の課題でもあります。
皆さんは時間を無駄に使っていないでしょうか?1年は52週しかありません。毎週毎週マスは埋まっていきます。その中で本当に自分がするべきことは何なのか。よく考えて行動の計画を立てて欲しいと思います。自社の分析をしたり、会社の付加価値を高めたりとやったほうが良いことはきっとたくさんあります。

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