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チャットGPTは、日本の冬の定番「こたつ」を描けない!!

クリスマスも過ぎて、すっかり日本の年越し準備の雰囲気になった中で、なんとかして、ChatGPTに「こたつ」を描かせたくて格闘している足立明穂です(^^;

いやー、タヌキに続き、コタツも知らないとは!!

こういうのって、「文化の汚染」だと思うのですよ。

これから育ってくる子供たちは、当たり前のようにAIを使います。そして、その中で、英語圏での知識を学習したAIとのやりとりをするので、そこから出てくる情報を、当然のように吸収していきます。

今の昭和な大人たちは、「えーーー! 違うだろう!!!」と思うことでも、令和のAIネイティブな子供たちは、「ふーん。そうなんだ・・・」ってなにも疑うことなく信じてしまいます。

これは危険なことです。

今回のコタツを描かすのも、笑えますが、その裏をしっかり考えると実に怖い「文化の汚染」が始まっていますよ!!

そんな薄ら寒いことを感じながら、笑って年越ししてください(どっちやねん!w)

日本の年末らしい和室

クリスマスが過ぎると、一夜にして、日本中が年末モードに入ります。
スーパーや百貨店、あちこちのお店から、サンタさんやトナカイ、クリスマスツリーが消えて、迎春の準備に変わります。

海外の人からすると、一夜にして街の様子が変わるので、まるで魔法のように感じるそうですwww

ということで、ChatGPTに、日本の年末らしい絵を描かせようと思って、やってみました。

日本の年末らしい和室の中を描いてください。

おっと! 和室はいいのですが、部屋の真ん中にベッドが!! それになんだか飾りのないクリスマス・ツリーのような・・・w

え? ベッドではなく、炬燵では?

※あえて漢字の「炬燵」で指示しています。日本を意識させるようにw

すみません、間違いがありました。画像は和室の中に炬燵(こたつ)を備えたもので、ベッドは含まれていません。正しい和室の雰囲気を反映しています。

え? なんのこっちゃ?? これでは、何を言ってるのかわからないですよねw 描かせましょう!!w

かきなおしてよ!

こちらが年末に飾られた伝統的な日本の和室の画像です。炬燵、畳、障子の扉、そして正月飾りが特徴的です。

なんじゃこれ!! これが炬燵????

畳に置いたマットレスではないかい!!w しかも、ツリーに飾りがついていて、どこの国???w

そもそも、コタツが何か、分かってるのかいな?って疑ってしまいます。確認しましょう!

炬燵って何か知ってますか?

はい、炬燵(こたつ)は、日本の伝統的な暖房器具の一つです。これは、木製のフレームに、暖を取るための電気ヒーターが取り付けられた低いテーブルです。テーブルの上には布団や毛布が掛けられ、その中で暖を取ります。寒い季節に家族や友人が集まり、炬燵の周りでくつろぐのは日本の家庭でよく見られる光景です。

炬燵は、部屋全体を暖めるよりもエネルギー効率が良いとされ、使われている人々の直接的な暖房ニーズに応えます。冬の寒い日には、炬燵で温かく過ごしながら、読書や食事、テレビ鑑賞などを楽しむことができます。

なんか、知ってる風で、語ってきますw

では、まず、炬燵から描いてください。

なじゃこりゃ!! これは、コタツの下を掃除するときの状態ではないですか!www しかも、ヒーターは点いているので、暖かい空気が全部抜けてしまう!www だめじゃん!w

おしい!! それは、掃除しているときの炬燵の状態です!w 布団は、周囲に垂れ下がっている状態にしてね! でないと、足が寒い!www

おいおいおい! 見たことのない家具(?)になりました。
湯気を描けば、暖かいんでしょ!って状態www
しかも、足を入れる場所が狭い!!!
突っ込んでいきましょう!!

それじゃ、足を入れる場所がないですよ!! どんな状態で、みんなが温まってぬくぬくしてるのかも追加して描いてください!

そこじゃなーーーい!wwww
しかも、これじゃ、足が寒いって!! テーブルの上にストーブ載ってるしwww

部屋の隅で、これを見ている人がいますが、一体、何を見てるのでしょう? 「あーー、なんて寝相なんだ・・」とか思ってるのでしょうか?www

コタツの画像データを学習してないようです。なので、ここはできるかどうかわからないですが、試してみましょう!

いや、ちょっと待ってくださいよ! それじゃ、寝てる状態ですよ! まったく違う! 炬燵について、画像検索してみてください。できますか?


炬燵は、テーブルフレームの上に掛けられた毛布やふとんの下に暖房装置が設置された日本の伝統的な暖房器具です。この装置は、特に冬の間、家庭生活の中心となり、家族が食事やテレビ、ゲーム、会話を楽しみながら下半身を暖かく保つために集まることがよくあります。炬燵は、毛布で暖かい空気を閉じ込めるため、比較的安価な暖房方法として利用されています​​。

炬燵の写真やイメージを見ると、テーブルの上にお茶やみかんが置かれ、窓からの光が入るリビングルームでのシーンや、和室に設置された炬燵、毛布がテーブルの下に十分なスペースを残して垂れ下がっている様子などが確認できます。これにより、人々が足を温かく保ちながらリラックスできる空間が作り出されています​​​​。

これらの写真は、炬燵が日本の家庭でどのように利用されているかの良い例を示しており、人々が足を暖かく保ちながら快適に過ごすことができるようにデザインされていることがわかります。

検索したリンク先が出てましたが、こんな英語のページ、あるんですね!www

なんか、エラーを出しつつも、頑張ったようです。ChatGPTの努力を信じて描かせてみましょう。

では、それを参考にして、炬燵に入って、ぬくぬくしている様子を描いてくれますか?

どんどん、離れていくぞー!www

これは、炬燵ではないですよ。

申し訳ありません、画像が炬燵の正確な表現を反映していないようです。炬燵は日本の伝統的な暖房器具で、低いテーブルの下に暖房装置があり、その上に掛けられた毛布が足元を温かく保つように設計されています。再度試みて、より正確な表現を行います。

では、修正してください

どんどん、こちらの想像を上回っていきます!www
もう、何を描いているのか理解できなくなってきてますwww

ここは、コタツをパーツごとにしっかり描いてもらうしかないですよね。
では・・・・

ぜんぜん、違います。まずは、低いテーブルだけを描いてください

なんやねん! 炬燵にひきずられていますねーw

それは、どうみてもストーブですね・・・ 最初に、炬燵ではなく、ちゃぶ台と言われるような、木製の低いテーブルだけを描いてください。

ちょっと違いますが、まあ、これに布団をかぶせれば、なんとかなるかなw
ただ、「布団」と書くと、また、ごちゃごちゃすると思うので、ChatGPTが言ってきた「毛布」を掛けてもらうようにしましょう。

では、そのテーブルに、毛布を掛けてくれますか?

ごめんなさい。私の指示が曖昧でした。確かに、これは、テーブルに毛布を掛けてますw
コタツのように掛けるのをどうやって表現すれば、分かってくれるのか??
ここは、少々、悩みましたw

そうではなく、ホテルのレストランのテーブルクロスのように、四方に垂れ下がるようにして、テーブルの上は平らにしてください。

おぉ!! いい感じに掛けてくれました。でも、丸い(^^;

テーブルは、四角にしてください。

おっ! 基本形は、こんな感じでしょう。ただ、テーブルが高すぎるw
やっぱ、西洋文化にひっぱられますよねぇ・・・w

和室では、椅子を使わず、畳に直接座るので、テーブルは、もっと低いです。

だいぶ、よくなりました。では、ここに人を追加してみましょう。

では、その周りに人が座って、足を中に入れているようにしてください。

爆笑してしまいましたwwwwwwww
顔を布団に押し付けて埋もれてるのは、何なのでしょう??wwwwww
しかも、コタツの上には、ちゃんとお茶が用意されてますw そこは、気を使ってるんだwwwww

いや、それじゃ、テーブルの上のお茶が飲めないですよ!!! もっと座っている人の胸より低いテーブルに!

なんか、違和感あるけど、なんとかコタツってのを分かってくれたようですw

周囲が殺風景なので、しっかり和室にしてもらいましょう。

おぉ! だんだん、よくなってきました!! 周囲は、和室で、日本の年末の様子が分かるようにしてください。

なじゃこりゃ?? この巨大なテーブルで、なんか鍋を囲んでいるw
いったい、何を学習したら、こうなるんだろうwww

そして、また、コタツ(布団が掛かっていない!)がどこかへ行ってしまったw

違います。もう一度、戻してください。

なんか、全員で、「着る毛布」状態!wwwww

まあ、一応、大きくは違わないので(どこが??wwww)、ここに日本の冬らしく、ミカンを追加してもらいましょう。

日本の冬には、炬燵の上に、ミカンが置いてあり、炬燵に入ってミカンを食べるのが、多いです。それを書き足してください。

なんやねん、これーーーー!wwwww
「みかん」と「多い」を重要視しやがったな!wwww

ミカンが多すぎます!! 

いい感じになったのに、またしても、コタツの布団が吹っ飛んだ!w
いや、そんなオヤジギャグを言っている場合ではないですw
ミカンと布団の両方をバランスよく書けないのかなぁ・・・

炬燵の特徴である重たい毛布が掛かっていませんよ! ちゃんと描いてくださいね

なんで、そこに戻るねーーーーーん!wwwww

だから、それじゃ、ミカンが多すぎます!! 人数も多すぎます!

いや、もう、それ、私の今の気持ちですがなw
コタツの下に潜り込んで休みたいww
疲れた・・・・wwww

日本文化の「炬燵」を描けないChatGPT

とまあ、かなり苦労したのですが、ぜんぜん描いてくれません。そして、あれこれ30分ほどやっていたら・・・

なんか、ぐるっと一周回って、一番最初に描いた掃除するときのコタツにミカンが載ってる図になっちゃいましたwwww

とまあ、日本人なら、誰もが知っている「コタツ」を描かせるだけなのに、こんなに苦労します。というか、ぜんぜん、描いてくれません!!

ここは、学習データの問題なんですよね。

そして、マルチモーダルとか言いつつも、まだまだ文章と画像との関係性は、弱い。

あ、マルチモーダルとは、テキスト、画像、音など、別々のメディアの情報を関連図けて、処理できることです。

例えば、言葉で、「ミカン、1個持ってきて!」というと、カメラでミカンを探し、そこに移動して、アームでミカンを1個持ち上げて、持ってくるといった場合ですね。

この場合は、「ミカン」という言葉と、カメラで撮影している画像から「ミカン」がどれかを認識することはマルチモーダルです。また、「1個」というのと、具体的に、オレンジ色の丸いものを1個持ち上げるというのもマルチモーダルです。「持ってきて」という言葉と、それを言った人のところへ運ぶのもマルチモーダル。

こういうのは、かなり高度なことなのです。

ChatGPTも「炬燵」を、言葉で説明させると、

はい、炬燵(こたつ)は、日本の伝統的な暖房器具の一つです。これは、木製のフレームに、暖を取るための電気ヒーターが取り付けられた低いテーブルです。テーブルの上には布団や毛布が掛けられ、その中で暖を取ります。寒い季節に家族や友人が集まり、炬燵の周りでくつろぐのは日本の家庭でよく見られる光景です。炬燵は、部屋全体を暖めるよりもエネルギー効率が良いとされ、使われている人々の直接的な暖房ニーズに応えます。冬の寒い日には、炬燵で温かく過ごしながら、読書や食事、テレビ鑑賞などを楽しむことができます。

と、説明は書けるのですが、意味は全く理解していません。

だから、これを踏まえて描かせようとしても、それぞれの言葉と実際の画像との関連性が弱いので、うまく絵にはならないです。

もっと画像を桁違いに学習していけば、できるようになるでしょうが、それはそれで、とてつもなく膨大なテキストと画像の関連図けられた写真集や写真の入ったブログや記事などを学習させなければならないですし、それを処理できるとんでもないハイスペックのコンピュータが必要になります。

これが、できてこない限りは、まだまだだよなぁ・・・・とか思っています。

シンギュラリティとかなんとか、言うけど、それって、すごく限定された範囲での話であって、汎用コンピュータとかいうものには、なかなかならない・・・・って思っています。

もっとも、シンギュラリティとかよりも先に、人間の方が堕落していって、AIに頼る人たちが増えて、結果的に、AIの方が人間より、性能が上ってことになるかもね(^^;

AIロボットが、コタツでミカンを食べていて、人間が必死で運んでいるみたいなことにならないようにwww

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