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何があっても惨めになることはない

惨めになるってなんだろう。失うこと、得られなくなること。漠然とした不安の中で、失う、得られない、の中身を考えたとき物質と意識に見事に分かれた。お金という手段で解決できるものと、できないもの、と言ってもいいかもしれない。
例えば、香料が仕入れられなくなったら、サロンの活動はできなくなる。

香りが教えてくれること、もたらしてくれる豊穣な時間、かけがえのないつながり。それらの宝物のようなファクトが得られなくなったら。

宝物がなくなってしまっても、「私」は残っている。
残りなさいって何かに言われているから、私は在る。
私はまた何かをツールにして、居残りでもなんでも、その場をよくしていくんじゃないかな。
見つけて、拾って、集めて、いける。
集まったら、すこしずつまたおすそ分けができる。
だから、きっと、たとえ香りさえも失う事態になっても、
私が惨めになることはない。

一年ほど前に、ふとつぶやいた理想の生き方。
ときめく会話、穏やかな風、目から鱗の大刺激、エレガントな尊重。

すべて、あるべき場所にある。

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