乳頭混乱その0 乳頭混乱を生後2カ月半で克服した話をはじめます

この記事にたどり着いた方は、「乳頭混乱」「吸啜困難」「おっぱいが吸えない」「母乳が飲めない」「直母」「母乳拒否」「搾乳いつまで」「母乳相談室 治らない」等の検索で来られたのでしょうか?


授乳に奮闘するママさんへ

日々本当にお疲れ様です。毎日の授乳グッズの洗浄殺菌・調乳・授乳・おむつ替えなどで時間がない中で見てくださり、ありがとうございます。応援しております。


助産師・保健師・小児科医・栄養士・ドゥーラなどの方へ

ご訪問ありがとうございます。母乳育児の分野はまだまだ手探りが多い分野のようです。あくまで一家族の事例ではありますが、迷えるママたちを支えるご参考になれば幸いです。

出産前は完全ミルクでもよいと思っていた

出産前はそもそも自分の母乳が出るかどうかもわからないわけで、母乳が出ないなら出ないで粉ミルクで育ってくればいいのかな?くらいしか思っていませんでした。まさか母乳が潤沢に出るのに息子が飲んでくれない!おっぱいが張って辛いとか乳腺炎の恐怖と戦うことになるとは思ってもみなかったのでした。

母乳相談室(乳首)を使ってもシールド(乳頭保護器)を使っても母乳が吸えなかった息子

私の息子はおっぱいを全く吸えない状態で生まれた病院を退院しました。あらゆる授乳関連グッズを使用し、何件もの助産院・母乳外来・保健師さん・助産師さんを訪ね歩き、産後鬱(授乳鬱?)も乗り越えて乳頭混乱を克服しました。今はようやく直接授乳による完全母乳+離乳食の時期を楽しんでいます。

母乳や授乳に関しては明確な手法があまり確立されておらず、おっぱいが飲めない息子の状態はあきらめるしかないのか?よくあることなのか?できることはないのか?手探りで調べる日々でした。この分野に関しては情報がまだまだ少ないなと感じて混乱することも多かったので、私の記録を記載していこうと思います。なるたけ詳細に書いていこうと思いますが、あくまで素人、一個人の経験です。社会的・医学的に正確じゃないこともあると思いますがご容赦ください。


乳頭混乱・吸啜困難・直母・母乳拒否…

「乳頭混乱」・「ニップルコンフュージョン」は、哺乳瓶を飲めない赤ちゃんをさす場合もあるようですが、直接おっぱいを吸えない赤ちゃんをさすことが一般的なようです。

「吸啜困難(きゅうてつこんなん)」は口唇口蓋裂・舌小帯短縮症などで哺乳瓶や母乳をうまく飲めない赤ちゃんをさす場合が多いようですが、乳頭混乱の子を含んだ表現として、使用される場合もあるようです。口唇口蓋裂・舌小帯短縮症はそれぞれ手術が必要だったり専用の哺乳瓶や乳首が必要になる場合もありますがここでは特に触れません。

「直母(ちょくぼ)」は直接母乳を授乳することをさします。息子は搾乳した母乳を哺乳瓶で飲むことはできたので、母乳育児はできているけれど直母ができない状態が続きました。その期間は、哺乳瓶に加え搾乳機のパーツを分解して洗浄する手間や搾乳の手間がかかり本当に大変でした。

「母乳拒否」はあまり一般的でない用語だと思います。乳頭混乱の赤ちゃんを多く見てきた/得意としている助産師さんくらいしか使っている事例を見ていません。直母ができない赤ちゃんにも、おっぱいを吸いたいけど上手に吸えない子、吸い方がわからない・吸うものだと理解していない子もいますが、明確に拒否する子もいます。うちの息子は最終的にこれになりました。「母乳拒否」の息子の様子を見た人はママ友だけでなくドゥーラさんや助産師さんでも「こんな子いるんだ!」という感じでかなり驚いていました。

以上のことからこの記事では息子のおっぱいが飲めない状態のことを「乳頭混乱」と記載して記録を書いていきます。


この記事は母乳育児を強制するものではありません。乳頭混乱は病気ではありません。便宜上「治る」という表現を使っていますが、乳頭混乱を治さないという判断をする親子もいます。粉ミルクでも赤ちゃんは立派に成長します。ちなみに私は完全ミルクで育ちました。育児の正解はその家族ごとに異なります。虐待などの事例を除いて、ママと赤ちゃんが選んだ方法が一番の正解です。あくまでの一つの事例として参照ください。

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