11月初旬。夫はwork permitを無事に獲得した。銀行口座を作り、SINを取り、まだ現職に退職願を出していない夫はバンクーバーから一旦とんぼ返り。夫曰く、work permitを取るための列はほぼインド人達だったとのこと。ITの大きな波がカナダにも押し寄せている最中なのだろうか。
2019年の1月、BC州の人口が500万人を突破したとのニュースを見たが、カナダ全体をみても人口は増加傾向で、これは移民、留学生などが増えたことに起因するとのこと。これからもしばらく人口は増え続けるのだろう。

さて、いよいよ移住に向けて動き出さなければならない。
私の心配ごとは尽きない。子供達の学校、今年の初夏に検査入院し、引き続き成長ホルモン等の経過観察が必要な中二長男の健康、そして異常に家賃の高いバンクーバーでの住環境、東京の持ち家について、ペットたちとの移動など。などなど。
これから波のように押し寄せるであろう膨大な決定事項と事務処理に立ち向かうためにはなによりも健康が第一。身体が弱っていると、メンタルもしっかりとダメージを食らってしまう私は、何よりもまず健康な身体を死守！
移住のあれこれで忙しく、すっかりジムに行く機会を逸したままだが、少なくとも家でも筋トレをする、なるべくたくさん歩くなどして心がけていくしかない。

区役所にて夫の転出届を出すと、12月から私は東京の家の世帯主となる。
健康保険を会社のものから国民健康保険に切り替える必要があり、これは私と子供達が実際にカナダへ移動する3月まで継続する予定だ。3月まで、結構猶予があるようで実はあまりない。来春、桜の頃には日本を発つのだと思うと、引越しの準備やらあれもこれもしなければと気持ちばかりが焦るが、三人の子ども達が皆、移住を前向きに、喜ばしいこととして受け止めていることが救いだ。楽天的な子ども達に支えられつつ、日々ひとつづつ、ひとつづつ。一歩一歩。