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HYUGGE 

 北欧のデザインやスタイルにあこがれを抱いている人は多いと思う。個人的な印象だが特に女性からの支持が大きい印象だ。その北欧の中で、世界一時間が満ち足りた国と呼ばれるデンマークのHYUGGEについて取り上げたい。
 デンマークは直近の世界幸福度ランキング(世界幸福度調査の結果に基づき、国連の持続可能開発ソリューションネットワーク(SDSN)が発表している)で同じ北欧のフィンランドに次ぐ2位につけている。我々日本と言えば、そこから大きく離され47位だ。デンマーク人の幸福度が高い理由の一つとして、自由に使える時間が多いことから、穏やかな気持ちの時間が長くとれるのだという。そんなデンマークの文化を表すキーワードとして日本でも一時話題になったHYUGGE(ヒュッゲ)というものがある。ヒュッゲはもともとノルウェー語の「満ち足りた」という意味の単語からきており、現在の意味では心をあったかくさせる何か、もしくは時間を指すようになっています。家族と落ち着いた時間を過ごす、ろうそくをともしたテーブルで友人と語らうなど、気候が厳しく夜が長いデンマークの置かれている立場に根差したものだ。
 その中でなくてはならないものとされているのがろうそく。ろうそくを家族や友人と囲めば、もうそれはHYUGGEなのだという。ろうそくが持たらす火の揺らぎは1/fの揺らぎと呼ばれ、人間の体にリラクゼーション効果をもたらすことが研究されわかっている。