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瀬尾まいこさん

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瀬尾まいこさんの作品の感想と、印象に残っている文について述べています。
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記事一覧

『掬えば手には』

瀬尾まいこさんの作品。 主人公は大学生の梨木くん。梨木くんには、人の心を読めるという能力…

佐平荘具
1年前

『その扉をたたく音』

瀬尾まいこさんの作品。 29歳で無職の宮路。 サックスを演奏する渡部君。 口は悪いがどこか…

佐平荘具
1年前
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『幸福な食卓』

瀬尾まいこさんの作品。 自殺未遂を起こした父、別居をしている母、大学進学を蹴って農業に就…

佐平荘具
1年前

『図書館の神様』

瀬尾まいこさんの作品。 バレーボール部で後輩を強く責めた後にその後輩が自殺してしまった。…

佐平荘具
1年前

『優しい音楽』

瀬尾まいこさんの作品。 優しい音楽、タイムラグ、がらくた効果の3つの話が収録されている。 …

佐平荘具
1年前
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『ありがとうさようなら』

瀬尾まいこさんの作品。 小説かと思いきやエッセイだった。 瀬尾さんが中学校の先生だったこ…

佐平荘具
2年前
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『おしまいのデート』

瀬尾まいこさんの作品。 デートに関連する話が5つ載っている。 どれもいい話であった。 「おしまいのデート」 母の再婚をきっかけに、月1でしていた父方祖父とのデートを最後にする中三女子の話。 「ランクアップ丼」 やんちゃだった元生徒とそれを気にかけてくれた元教師が給料日に玉子丼を食べに行く話。 「ファーストラブ」 そこまで仲良くない同級生に男2人での遊びを誘われてデートする話。 洋食であろうが和食であろうが、出来合いのものはなんとなく味が似ている。味付けは物に

『僕の明日を照らして』

瀬尾まいこさんの作品。 継父に虐待されている男子中学生が主人公である。 継父に虐待されて…

佐平荘具
2年前
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『春、戻る』

瀬尾まいこさんの作品。 主人公であるさくらはもうすぐ和菓子店の息子と結婚する予定だ。 そ…

佐平荘具
2年前

『戸村飯店青春100連発』

瀬尾まいこさんの作品。 大阪の中華料理店である戸村飯店の息子、兄ヘイスケと弟コウスケの物…

佐平荘具
2年前
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『ファミリーデイズ』

瀬尾まいこさんの作品。 小説かと思ったらエッセイであった。 のんびりとした瀬尾さんのご主…

佐平荘具
2年前
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『天国はまだ遠く』

瀬尾まいこさんの作品。 仕事や人間関係に嫌気が差した主人公・山田千鶴は自殺をするために日…

佐平荘具
2年前

『君が夏を走らせる』

瀬尾まいこさんの作品。 『あと少し、もう少し』の大田君に焦点が当てられている。 不良高校…

佐平荘具
2年前
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『そして、バトンは渡された』

瀬尾まいこさんの作品。 永野芽郁さん主演の映画でも話題になった。 「私には五人の父と母がいる。」というキャッチフレーズをみたときに、少し重い話かなと身構えてしまった。 しかし、この本はそういった暗さを感じさせるものはなかった。 親子に血のつながりは関係ないと思わせてくれた作品だ。 印象に残った文。 「別にと普通は、最悪の表現方法だな」 「本当の親子より、施設の人に面倒見てもらうほうが気が楽なんだよね」 「お父さんや母さんにパパやママ、どんな呼び名も森宮さんを越