長野刑務所での懲役を終え佐世保に行った俺は、現実を目の当たりにして愕然とした。

更生保護施設、臭い汚い気持ち悪い。「先生」と呼ばれる指導員も何もしない。施設での盗難暴力事件、先生たちからの嫌がらせやいじめは当たり前。

俺はあっという間に家を決めてそこから逃げ出した。仕事も船の中のペンキ塗りみたいなゴミ仕事しか与えられない。「やっとらすか」みたいな方言もめちゃくちゃ気持ち悪かった。
中でも⚪︎峰という婆さんが気持ち悪く、施設に犬を持ち込んではババアのくせに騒いでいた。ヒステリー婆さん。

５番街は尚更気持ち悪かった。ヤンキーが集まる場所？なのか知らんが地元の米軍基地のゴミどもがふんぞり帰って歩いており、地元民は萎縮するばかり。大体の区役所職員がハゲていた。

俺は携帯が持てずにいたが、iPhone修理ショップのにいちゃんがビックローブの裏技を教えてくれてなんとか持つことができた。OCNは普通に契約できた。

それから上京後はしばらくMNP乞食で生活することになる。インターネットの契約とスマホの契約が「案件」と言う名で浸透してきていたが、俺はなんとそれが広まる2年前から独自にそれを編み出し実行していた。１店舗で一人4契約。概算して4万*4だから16万。それをものの30分ほどで契約していた。

売る店は不良外国人が経営するショップに決めていた。あいつらは悪い奴らだが金に関する約束は律儀に守る。俺はなんとしてでも生き延びたいと思った。

狙い目はアップル製品だ。アップル製品であれば高値で売れる。