刑務所の中の世界

刑務所の中の世界を皆さんご存知だろうか。

刑務所というのは刑務作業をし、食事をして、寝るだけ。
部屋には将棋やオセロがあり、テレビも付いている。狭い部屋に4人〜8人で共同生活し、色んな役割が割り当てられる。

まずなぜ僕が刑務所に行くことになったのか。その理由は、精神科に主な原因がある。
長年の過量服薬からおかしくなっていた僕は、薬を抜いた直後に80キロあった体重が20キロ落ちていわゆるボクサーでいう過剰な減量状態に陥っていた。その状態で意識が朦朧としながら万引きしてしまったのだ。(病的窃盗:クレプトマニア)

検察での扱いは尚更ひどいものであった。視覚過敏と聴覚過敏が出ていた僕は、まともに受け答えすらもできていなかった。東京拘置所という場所に移送され、現実を見た。なんという旧社会、なんという最悪な環境。

そんな中で僕は吐き戻しを繰り返していた(摂食障害による嘔吐)。

僕は家族からすでに保険金をかけられており、2016年に連絡を絶っている。身元保証人や友人がいない中で駆けつけてくれたのは、前科からの付き合いがある保護司さんだけだった。東京の父とも言える方で、人生で唯一信用している人。

勾留中にわかったのは、やはり僕は正常な状態でないということ。
複数人での会話にあまり付いていけず理解もできない。なぜなのか。

僕は一時期すごい精神系の薬の過剰接種に陥らされていた。なぜなら、抗精神安定剤と呼ばれる薬は飲めば飲むほど依存させられる。

2017年に双極性障害を起こした僕は、750万円を超えるお金を使い込み、そのまま自己破産していた。(家、カードローン、ショッピングローン)

理由は、「なぜそれを買ったかわからない」ことにあった。「欲しかったから」ならまだ話はわかる。だが、高額すぎた上に、買った直後に手放してしまうのだ。

当時インスタグラムが出てきたばかりであり、僕は六本木含む東京の色んな場所をなんと歩いて駆け回っていた。(意識がなくなるまで)
部屋にたどり着く頃にはくたくたで、でもそれを繰り返していた。お金がなくなればローンで買った高価なものを質屋や買取店へ行き売って生活する日々。それでも自分はどこかセレブの気分でいた。

当時色んな高額な店へ出入りしていた。時計のゆきざき、クロムハーツ。など。

なぜかは全くわからない。何かに取り憑かれていたのは間違いなく。そして僕は自分の限界を見極められていなかった。

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