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最適な「ラストワンマイル」を選んで、賢い買い物を

噂には聞いていたのですが、Amazonの倉庫(物流拠点)が札幌に出来た?配送のシステムやルールが変わった?とかで、今朝頼んだ商品の内一つのお届け予定日が「今日」になっていてとても驚きました。

急ぎで欲しいものが札幌に在庫されているとは限りませんし、そもそも通販で頼んでいる時点でそこまで急ぎで欲しいものでもなかったりするのですが……それでも、従来の「頼んでから最低でも中1日」という北海道の物流事情を考えれば、これは革命的な進歩ですよね。

このような、物流の最終拠点からエンドユーザーへ届けるまでの物流サービスのことを「ラストワンマイル」と言ったりします。

僕が社会人1~3年目でやっていたトドックなんかはまさにこの「ラストワンマイル」を担うサービスで、それがいかに人々の生活に寄与しているのか、この北海道においてどれほど重要な役割を果たしているのか。はたまた、システムとしての克服が難しい弱みなど、一般の人よりは少し解像度高く知っているつもりです。

宅配の現場にいた僕からしても、この「即日配達」はものすごいサービスだなと感じます。もちろん注文した時間や在庫の有無にもよりますが、「欲しい」と思った瞬間に注文したものがその日のうちor翌日には手元に来る、というユーザー体験は凄まじいものです。

ただ、先にも述べたように通販で買うようなもので「今すぐ欲しい!」と思うものがそもそもどれだけあるのか?ということもありますし、そのサービスを享受するためのAmazonプライム的な課金制度(今は年額5,900円だそうです。上がったねぇ…)がコスパ◎になるためには、結構なヘビーユースをしなければ割に合わないというケースも多い気がします。

一方で、トドックは「前週に注文したものが配達されてくる」というシステムを採用しています。週に1度の配達なので基本の配送料は220円ではあるものの、わりと幅広く用意されているサポートサービスを活用すると、サクッと半額~無料になります。

加入のおすすめをしていたときは、使ったことがない方からはよく「えー、週に1回かぁ…」という反応を受けたのですが、冷静に考えると食料品の買い物って週に1~2回くらいにまとめてすることがポピュラーですよね。それに、食料品の買い出し中に自分の買い物カゴの中身を覗いてみると、恐らく半分以上は「いつもと同じもの」を無意識に手に取っていることが多いのでは?と思います。

ということで、食料品の買い物って実はかなりの"ルーティーンワーク"なんですよね。僕は札幌と十勝管内で延べ3,000軒以上のお宅に配達をしてきましたが、面白いことに各ご家庭で注文する量や中身、頻度はめちゃくちゃパターン化されています。笑

行く先々で「この配達先は常温の箱◯個と、保冷剤を入れる発泡スチロールの箱◯個を準備すれば良いな」という予測が立ち、それが高確率で当たりまくっていたのですが、これは「買い物のパターン化」の何よりの証拠であると感じます。

激化する「ラストワンマイル」の覇権争い。

個人的には「いつ使う」「何を」「どんな目的で」あたりの条件を考慮しながら、それぞれの機会に適切なサービス選択をすることができると、より便利な暮らしの実現に寄与するかなという気がします。

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