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日本サッカーのアシタノタメニ・その2 〜 代表戦を観て感じた、熱量とマインドの差

(追記⋯11/4)
当初、この記事を投稿した時は「日本サッカー改革のために」というタイトルだったのですが、あまりにもベタだよな⋯と思い、改めて、タイトルを「日本サッカーのアシタノタメニ」と変更しました。

久しぶりに行われた代表戦(日本ーカメルーン)を観て、何だか違和感を感じてしまった。
月並みな言葉だけれど、代表でプレーするために必要な熱さを、数名からは感じられなかったというか。

熱さだけでなく、代表でプレーすることへの喜びや誇りを感じることができない選手が、数名いた気がする。僕の考えすぎかな。

熱さも喜びも誇りも抽象的なものだし、選手個人の内面にあるもの。だから本当は、それがあるのかないのかなんて他人にはわからない。
でもそれをその選手がプレーでもその姿でも表現することで、観ているものを感動させたり、喜ばせたり、勇気を与えられるものだと思うんですよね。
フットボーラーにはその力があるはず。そしてプロなら、ましてや代表なら、その義務がきっとある。

でもそれを、プレーからも姿からも感じられない選手が増えた気がする。伝える力がないというか。

ちょっと話は飛躍するけれど、今回の試合、日本のスタメン11人中9人は、高校時代はJクラブに所属していた選手だという。
対して部活出身は、大迫と柴崎の2人だけ。ちなみにロシアW杯では、11人中7人が部活出身だった。

それを聞いて、ふと単純に疑問に思ったのだけれど
例えば毎日朝から夕方まで同じ学校で過ごし顔を合わせてる同士でサッカーをしてきた選手(部活)と、週に数日、夕方以降しか会わない同士でサッカーをしてきた選手(クラブ)とでは、その選手のサッカー観なり、マインドやメンタル的なものなりで、何か違いが出てくるものなのだろうかと。

部活出身だから熱さがあってクラブ出身だからそれがない、もしくはその逆とか⋯という短絡的な括りでは全くないので、誤解なきよう。

もちろんそこには違いなど何もないのかもしれないし、あったとしても別にどっちが良い悪いの話でもない。必ず、両方に良し悪しがある。
部活だからクラブだからと一括りに分けるのも良くないし、今さらそんなレベルで語ることのできない凄いステージにいる選手達ばかりだし、代表選手なんて、僕らからしたらバケモンの集まりだしほぼ神レベルだ。

どんな選手でも、代表レベルでも、僕は特に『マインド』が本当に大事だと思っていて。
サッカーをする上で捨ててはいけない心持ち、というか。

部活 or クラブ、ってのは今回あくまでも一つの例として出しただけで、例えば他の環境の違いにおいても、その選手が育成期からフットボーラーとして構築されていく過程において、そのサッカー観、マインド、メンタルなどに与える影響は大きく変わってくる。環境によって、出会う指導者によって、きっと大きな差も生み出してしまう。プロになってからも、海外 or 国内、では相当に変わってくるだろうし。

その辺を指導者なり親なりがちゃんと分かった上で、その選手を各カテゴリー間でリレーのようにうまく引き継ぎながら育成に携わっていかないといけないよねと、代表の試合を観て、悪い癖で自分の頭の中で一気に話を広げてしまったのでした。

だって、どう見ても熱量とマインドに差があるんだもん。個々に違いはあって然るべきだけど、代表という地で、熱量とマインドの濃さだけには差はあってほしくない。

試合後、僕が尊敬しているある方が『 本田や香川、俊輔、ヒデ、カズさんとかの若い頃の存在感はもっと凄かった 』というようなツイートをされていた。

正直、僕も同意見。凄かったし、観ていて感情移入ができる選手が多かった。熱量が伝わってくる選手が多かった。昔は。
僕の単なるノスタルジーなのかもしれない。うん、実際きっとそうだろう。

でもでも、最近は
【 フットボーラー 】ではなくて
【 職業・サッカー選手。呼ばれたら代表も行きまっすー 】くらいの選手が増えた気がする。

もちろん自分が感じたことでしかないから単なる杞憂であれば良いのだけれど、久しぶりの代表戦だからとか、単なるテストマッチだからと言って片付けていいものじゃない、何か大きな違和感を感じたんです。こう感じたのは、決して今日だけではない。

乱文失礼しました。
「俺たちの代表」って子ども達が夢見れるような、そんな選手をたくさん呼んでほしい。
夢見る子ども達が増えたら、日本サッカーの未来は明るいぜよ!


ちなみに
『 部活とクラブのイイトコ取り 』が、これからの日本サッカーのページをめくるための一つのカギになると、個人的には思ってます。この辺、また今度たっぷり書こうと思います。




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