彗星のごとく現れた海外周遊旅行者向けグローバルSIM「YUNYOBO」のアジア旅行方面のかなりお安い料金設定に驚く
グアムで利用できるSIMを探しているときに見つけてしまった海外周遊旅行者向けのSIM「YUNYOBO」。まずは読み方がわからない。そして驚くのはこの種のものとしては異例の値段の安さです。
あのローミングの値段が高いことで有名なあめりかがこれです。あまりに動揺しすぎてひらがなになってしまいました。
そして女子に人気のアジア。
3日で3ドルって……。
続いてヨーロッパ周遊。
若干データ容量が少ないもののこれもかなり安い。
おまけにこれは使い捨てではなくて何度でも繰り返して使用できるという優れものです。しかも、プラン購入ごとに電話番号を割り振るという方式をとっているため、SIMの維持費というものが存在しません。つまり何らかのトラブルがない限り維持費永年無料でSIMを使い続ける(もちろんプランを購入する費用は必要です)ことができます。あまり頻繁に海外旅行しない人にとってこれはありがたいのではないでしょうか。
残念なことに、対象とする国と地域の中に超有名観光地帯のハワイがありません。これはどうしたことでしょうか。グアムはあるのですがサイパンがありません。これについては今後に期待するしかありません。
ところでAmazonのレビューを見ると繋がらないというものがありました。これについては別のレビューで一応の答えらしきものが提示されています。それはAPNの個別設定というもの。
そもそもでいえば各国において利用する移動通信事業者の電波はその場所場所で違うものですからAPNというのは移動先で個別に設定することが必要なわけです。ただし、ヨーロッパなどではEUの「自分の家のように使う」関係もあり一つのAPNで問題がなかったりもします。とはいえ場所によっては同じデータ量でも単価が安い国というものも存在します。そうなるとローミングとしてではなく現地SIMのようにふるまうことが一番の節約になります。これは想像なのですがこのYUNYOBOはかなり現地SIM寄りの性格を帯びたものなのではないでしょうか。そうなると移動先でAPNの個別設定が必要であることが必要なわけが理解できます。
つまりこのSIMを使いこなすためにはAPNをよく知らなければならないということになります。実はこのSIMのプランを購入するにあたりアプリの導入が必須なわけですが、購入のページにはそのプランで必要なAPNが記載されています。アプリは英語のようですのでその意味では少しとっつきにくそうです。とはいえAPN自体はそれほど複雑なものではありませんのでAPNの設定の手順さえ理解していれば難しくないでしょう。
あと、各プランの使用を開始するときの手順として今まで見たことのないものがあります。
❸にあるように「Bluetooth経由でSIMに情報が書き込まれる」という過程です。これを素直に読めばSIMにはBluetooth受信の機能があるようで、それを実行するためにはWi-Fi環境が必要であるようです。これをもって端末のAPNも自動で設定できればいいのですが。
一つ気になるのが値段が期間限定割引扱いになっていることです。ユーザーを増やしてから一気に値上げするのか、それとも割安感を出すために年中このような表記にしているのか、今後の推移を見守りたいSIMです。
しかしこのSIM複数枚同時購入だと割引もあるので、女子グループ旅行であるならば、もう海外Wi-Fiレンタルじゃなくて、これを人数分買っちゃったほうがよくないですか。
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