こんにちは。アドソル日進（東証プライム3837）IR担当です。
当社は2024年2月7日に、2024年3月期第3四半期決算を発表いたしました。

1. 業績ハイライト

2. 2024年3月期 第3四半期 業績ポイント

(1) 最高売上・最高利益・最高利益率を更新

電力・ガス領域、航空・宇宙領域にくわえ、製造やサービス分野（決済関連）向けのDX案件などが業績をけん引し、売上高は10,359百万円（前年同期比9.5％増）となりました。
また、契約条件の見直しやコンサルティングなどの上流工程の対応拡大にくわえ、品質向上活動によるトラブル案件の抑止に継続して取り組んだこと等により、売上総利益率が27.6％（前年同期比＋0.8%ポイント）と良化しました。
この効果が、全社員を対象とした処遇改定や生成AIの取り組み、オフィスファシリティの拡充などの戦略投資の増加影響を上回ったことから、営業利益は1,151百万円（前年同期比23.3％増）、営業利益率は11.1％（前年同期比＋1.2%ポイント）となりました。

DX・モダナイゼーションを中心に、受注が好調に推移していることから、 受注高は「3,830百万円」（前年同期比25.4％増）、 受注残高は、「2,874百万円」（前年同期比14.2％増）となりました。
受注高・受注残高いずれも、大手ガス会社の法的分離・大型案件を受注した 2020年3月期第3四半期以来の高い水準となっています。

(2) エネルギー（電力領域） 業績推移

エネルギー分野（電力・ガス）では、DX・モダナイゼーションの投資需要を着実につかみ、売上高が好調に推移しております。
2020年3月期に、大手電力会社の法的分離・大型案件により大きく業績を拡大した後、コロナ禍による案件の延期・停止などの影響を受けた時期が続いておりましたが、2022年3月期第3四半期を底に再成長フェーズへと転換し、
2023年3月期第3四半期からは、売上高10億円の水準を突破・維持しております。
また、次世代スマートメーターや再生可能エネルギーの活用など、「次世代エネルギー」関連のプロジェクトも進んでいます。

3. 2024年3月期 業績 / 配当予想

(1) 2024年3月期 業績予想を上方修正

直近の事業環境を鑑み、2024年3月期の業績予想を、売上高：14,000百万円、営業利益：1,430百万円（営業利益率：10.2%）に上方修正いたしました。
引き続き、中長期的な成長に向けた取り組みを推進し、最高売上・最高利益・最高利益率の更新を目指してまいります。

(2) 期末配当予想を引き上げ （増配）

通期業績の上方修正と、中期経営計画で掲げた「配当性向40％」を踏まえ、期末配当を「3円増配」し、年間「42円」に修正いたしました。
今期で14期連続となる連続増配と、「配当性向40％」を基本方針に、引き続き、株主の皆様にお応えする事業運営を図ってまいります。

4. トピックス

2023年5月に策定した新・中期経営計画「New Canvas 2026」において、成長事業として「次世代エネルギー」「スマートインフラ／スマートライフ」を掲げ、さらなる成長に向けた取り組みを進めています。

(1) アライアンス戦略: リーディングカンパニーとの共創をさらに加速

「スマートインフラ／スマートライフ」の実現に欠かせない技術のひとつである「GIS：地理情報システム」ソリューションのさらなる強化に向け、国内外のリーディングカンパニーとのアライアンスを推進しています。
第3四半期においては、「人流データ」関連サービスを提供するジオテクノロジーズ社と新たにパートナー契約を締結いたしました。

(2) IT人材大国ベトナムでの取り組み

日本国内におけるIT人材不足への対応として、ベトナム（ハノイ・ダナン・ホーチミン）を中心にオフショア開発の強化に注力しています。
2010年代前半から日本の大学を卒業したベトナム人留学生を積極採用、現地での開発をマネジメントする「ブリッジSE」の育成、帰国後の起業支援・提携など、複合的な戦略展開を推進し、オフショアサービス展開の基盤整備を進めてきました。
2024年3月期には、ベトナムでの対応力強化と人材育成と軸としたアジア・オフショア戦略のもと、当社OBのベトナム人起業家が設立したスタートアップ企業 Techzen との資本・業務提携、ダナン大学との産学連携協定などの新しい取組みを進めています。
今後は、ベトナム・ダナン開発センターでの高度IT人材:1,000名体制を目指すとともに、日本企業のシステム開発需要にお応えし、さらなる事業拡大を図ってまいります。

(3) 研究開発: 生成AIに関する取組み

2023年5月から、全社横断の生成AIプロジェクトを推進し、約50名の社員が生成AIを使ったサービスの企画・開発やガイドラインの整備などに取り組んでいます。
今回、情報流出リスクなく、安心・安全に利用できる社内向け生成AIサービス「AdsolChat（アドソルチャット）」の全社運用を開始しました。
今後、さらなる業務効率化に向けて、社内データを含めた回答が可能となる仕組みなど、独自のチューニング・検証に取り組み、業務のデジタル化・DXを加速させてまいります。
また、サービス展開に向けた取り組みを引き続き推進し、顧客企業のビジネス改革へのさらなる貢献をめざしてまいります。

引き続き、アドソル日進をよろしくお願いいたします。

5. 関連資料ダウンロード

決算短信
決算説明資料
通期業績予想、及び期末配当予想の修正（増配）に関するお知らせ

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アドソル日進株式会社 経営企画室 広報・IR担当
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