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夢の大伽藍(365夢Screen130)

すべては、
<意識>が見た夢の中にある。

<意識>が知覚できるその範囲の外に
何かが存在できるという可能性は皆無だ。

もしそんなものが存在したところで、
自分が知覚しえないものを
誰が気にするというのだろうか?

誰ひとり気にする者はいない。

なにしろ
自分がその存在を知らないのだから。

つまり、
存在することは、
「自らが存在することを知っている者」に、
認識されることによって初めて可能になる。

この
「自らが存在することを知っている者」に
付けられた名前が「意識」なのだ。

本来の意味で存在しているのは
「意識」だけだ。

「意識」だけが存在している。

あらゆる現れは「意識」の【見かけ】だ。

「意識」の外に
客観的に存在しているものは何も無い。

あらゆる現象、森羅万象は
「意識」が見た夢として現れている・

その夢の大伽藍こそが多次元宇宙だ。

それは物語の多重構造だ。

すべての物語は「意識」の中にある。

それは基本的にエンタテインメントであり、
何の目的にも仕えない。


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