夜明け(365夢Screen125)
いわゆる「精神世界」として括られることになる
分野の情報に飢えていた日本人にとって
1990年代から訳出され始める情報は、
まさに干天の慈雨とも呼べるものだった。
そのころから入りはじめた情報は
それまでの隔靴掻痒の感がある情報とは
1枚も2枚もグレードの上がった情報だった。
1992年にはリサ・ロイヤルの
『プリズム・オブ・リラ』が
保科和美訳で出版された。
この本を読むことで
私たちは自分が飢えていたのは
外宇宙の情報だったのだと知らされたわけだ。
そして最初の圧巻は
バーバラ・マーシにアックの
『プレアデス+かく語りき 地球30万年の夜明け』だった。
それにはこんな言葉が書かれていた。
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地球に生きた図書館を作るというプロジェクトは、
やがてその所有権をめぐって
争いが生ずることになりました。
一部の存在にとってはそれは
きわめて魅力的なものだったのです。
地球の誕生当初、
その所有権をめぐって宇宙で戦争が展開されました。
皆さんは、
誰が地球を所有しているかなんて考えたことがありますか。
地球は不動産として最高の物件です。
宇宙においてこれが誰にも所有されずにある
などということは不可能です。
争いが始まり、
地球は二元性が支配する場所となりました。
地球は自由意志の空間でしたから、
好きなことを何でもやる権利のある創造神たちがやってきて、
地球を支配するにいたりました。
私たちはこれを地球の“乗っとり”と呼んでいます。
これは、
ウォールストリートの企業の乗っ取りと同じことでした。
これらの創造神は約三〇万年前に地球を乗っ取りました。
これは、歴史的に見ると、
みなさんが人類の歴史の始まりと呼んでいる時期に当たります。
しかし、これはみなさんが、
現在、歴史の始まりであると教えられている
時期であるにすぎません。
実際は、三〇万年前というのは、
人類の歴史の後半、現代の始まりなのです。
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このような情報は、
ある人々にとってはまったく意味を持たない。
だがこういう情報に衝撃を受けるような人々が
一定数存在することも間違いない。
大内博氏の翻訳は素晴らしく、
それは間違いなく「THE DAWN」夜明けを
告げていたのだ。
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