見出し画像

【ゲストハウスで毎月開催】地域の皆さんにとって刺激的で人生を彩っちゃいそうなイベントを!~第二弾「靴磨きトラベラー交流会」レポート~

おはよう!こんにちは!こんばんわ!
今日もご訪問いただきありがとうございます♪
今日は、先日Dear Uうわじまゲストハウスにて地域の方向けに開催した、イベントのご報告記事です。

夢を叶える手段として出会った「靴磨き」

今回は、靴磨きをして得た賃金で過去に日本一周の旅を達成、四国遍路を結願し、現在は世界一周の旅に挑戦中の靴磨きトラベラー佐原総将さんをDear Uにお招きしました。
幼いころからの「いつか世界一周をしたい」という夢を、どうすれば叶えられるのか?大人になって真剣に考えたところ、靴磨きという世界中で求められ、喜ばれる仕事に出会ったのだとか。はじめは、靴磨きがそこまで好きではなかったけれど、ピカピカに磨かれた靴を見て明らかに上機嫌になって帰っていくお客様を繰り返しお見送りしているうちに、だんだんとやりがいや情熱を感じられるようになり、いつしか大好きになったのだと言います。

約300日かけてアジア周遊を終えて一時帰国し、なんと旅の報告会のためにまた日本一周するということで(発想、行動のすべてがユニークすぎる!)、高知県内から松山市に移動する道中に立ち寄っていただけないかお願いしました。
本来予定している大会場をおさえての報告会とは別に、完全なるプライベートで開催していただくトークショーということで、とても恐縮しましたが、「地域の皆さんに、普段なかなか出会えない人の、なかなか聞けないお話を聞いて、ドキドキワクワクするゲストハウスでの体験」をお届けしたくて、熱烈オファーをお出ししたところ、快諾していただけたのです!

振り返ると、かなり怪しい”逆ナン”の歴史…

佐原さんとの出会いは2021年、彼が四国遍路の道中に有るので、おすすめの宿があれば紹介してあげてほしいと、共通の知り合いからご連絡をいただきました。彼の現在地から、まっさきに思い浮かんだ宿が、香川県丸亀市にあるゲストハウス「ウェルかめ」詳細は省きますが、私たち夫婦が日本一周中お世話になった、四国を旅する人には絶対にお勧めしたい、とっておきのお宿なのです。佐原さんに友達リクエストもする前から、「はじめまして」の流れでウェルかめをご紹介したところ、実際に宿泊してくれたのです。それをきっかけに、投稿を追いかけて生存確認をするようになり、いつしか彼の旅日記のファンになっていました。

なんのために生まれたのか、なにをして生きるのか

アンパンマンのテーマソングであまりにも有名なこのフレーズを、佐原さんのおはなしを聞きながら頭の中で繰り返し思い浮かべていました。

今回のイベントでは、靴磨き世界一周の旅・アジア編の記録を中心に、たくさんの写真と動画と、絶対にスベらない軽快なトークで私たちに伝えてくれた佐原さん。それはとても魅力的で、感動的で、聞いているこちらも追体験をしながら興奮したり涙がにじんだりしました。

佐原さんにとって、夢だったから始めた世界一周の靴磨きの旅。行く先々で彼が出会うのは、国内でみんなと同じようにサラリーマンを続けていては決して出会うことのなかった人たちや景色。オーストラリアでは、全財産をつぎ込んで最高級ホテルに泊まった翌日に路上で野宿してその落差を楽しんだり、ヒッチハイクで乗せてもらって車内で違法薬物を勧められて命からがら脱出したり。マレーシアでは、流行りの髪形にカットすると言われ床屋でタラちゃんみたいなヘアスタイルになってしまったり。シンガポールでは、世界一の腕を持つ靴磨き職人の店に弟子入りしてスキルアップしたり。フィリピンでは、スモーキーマウンテン=ゴミ山に通って生計を立てる子供たちとその家族に心からの歓待を受けてひとのココロに触れたり。カンボジアでは、ほんの40年前のポルポト政権による大量虐殺の歴史に触れ、自分がこの時代の日本に生まれ育った奇跡に気づいたり(私たち夫婦も全く同じ体験をした)。

海外の記録の他にも、やはり靴磨きをして得た賃金で旅をした日本縦断、四国お遍路の体験談もシェアしていただけて、とっても豊かな気持ちにさせていただけました!

あとから佐原さんがイベントを振り返ってこんなことを言ってくれました。ー「これまでも、これからも、大きい会場でお話させていただく機会は何度かあるけど、これだけ至近距離で、お互いの息遣いや視線を直に感じることができる会場でのお話会は初めてだった。とても緊張したし、この機会に出会えてよかった」
感謝したいのはこちらの方なのに!

終盤には、実際に普段おこなっている靴磨きを実践して見せてくれた佐原さん。その手際に良さに、思わずゲストハウスに集まっていたみんなが釘付けに…磨きあげられた靴を見て、さらにうっとり。革靴を持参して靴磨きを依頼した2人のお客様もとても喜ばれていました!

ゲストハウスでイベントを開催しようと思ったきっかけ

イベント開催の目的は、「ゲストハウスってどんなところなのか?」を、町の方にお伝えして、安心して受け入れてもらいたいという私の願いが原点。ご近所の方に「ゲストハウスって危ないところでしょう?」って聞かれたことが「私たちの夢の城は地域の人を不安にさせていたのか…」とあまりにもショックで「どんな場所なのか実際に見て、知って、体験しに来てほしい!」「旅行者だけじゃなくて宇和島市の人にも気軽に遊びに来てもらえる場所だと伝えたい」と強く感じたのでした。

ゲストハウスを開くことは、5年越しに叶った夢ですが、開いて終わりでは行けないと思いました。愛され続け、選ばれ続けるゲストハウスでいなければ、夢はすぐに散って終わってしまいます。なんでも三日坊主が得意な私ですが、「三日天下」にはなりたくないぞ、と強く思います。私が今いるこのゲストハウスは、ゴールではなくスタート地点に過ぎないのだと考えさせられます。

魅力的なゲスト様を招いて、イベント開催を毎月続けます!

次回は3月25日(土)と26日(日)の2日開催!私が大変お世話になっている、大阪在住の元家庭科教員で家事代行サービスを営む清川友里さんに、お味噌づくりを習います!
美容と健康にとても詳しい、まさに「生活のプロ」友里さんから、食育にもつながるお話を聞くとともに、お味噌づくりの魅力や苦労を体験します。
お味噌づくりに重要なカギとなるのは、作る人の手に宿る常在菌。それのおかげで、十人十色の「世界に一つのお味噌」が出来上がるんだそうです!
ゲストハウスのご近所さんで、愛媛県ならではの麦みそを作る老舗の井伊商店さんにもご協力いただいて、貴重な麹を分けていただけることになりました!普段なにげなく食べているものへの感謝、学びを、地域の皆さんと分かち合えることを楽しみにしています!!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?