見出し画像

月刊プレイリストボーイ2022年1月号

【1月のプレイリスト】


1.Let’s Stay Together/アル・グリーン
2.冬来たりなば/堀込高樹
3.The W.S. Walcott Medicine Show/ザ・バンド
4.When I Paint My Masterpiece/細野晴臣
5.Dance On/ダニエル・ラノワ
6.White Rabbit/ジェファーソン・エアプレイン
7.Don’t Bring Me Down/E.L.O
8.Heart Of Glass/ブロンディ
9.明日は来る(feat.関口シンゴ)/ASOBOiSM
10.はなふるみち/青柳拓次
11.なんとなく今日の為に/空気公団

【メモ】


新しい年の一発目くらいは前向きで力強いソウルラブソングにしたかった。となるとマーヴィン・ゲイの「Let's Get It On」かこれ。たまには「Let’s Stay Together」と素直に言う意味で。

高樹兄ィのお正月ソング。「晴れ着を着て かしわ手打てば」とまで具体的なシチュエーションを示す歌詞が高樹兄ィらしい。原田郁子のハーモニーが心地良い。

昨年出版された「ザ・バンド全曲解説(五十嵐正)」をお借りして読んでる。ただ読むよりもアルバム一枚一枚、一曲一曲を追うように聴きながら読むと、いろいろと発見がある。この曲はアーシーでポップで、自分が好きなザ・バンドの魅力が凝縮されている。アラン・トゥーサン編曲によるホーンセクションが入ったライブバージョンが尚良し。

ザ・バンドからの流れで、細野さんが日本語で歌う、ディラン作「傑作を書く時」アコーディオンのエレガントさが「cahoots」に入ってるバージョンを踏襲しているようで嬉しい。

昨年出たダニエル・ラノワの新譜から。アンビエント・ゴスペルみたいな印象だが、掴みどころのないアルバムだった。最も、この人の音楽は、そういった手が届きそうで届かない感じが好きなのだが。

1月に劇場で観た映画「マトリックスレザレクジョンズ」「ドント・ルック・アップ」「ハウス・オブ・グッチ」から、それぞれ1曲ずつ。観た順番に並べてただけだが、なかなか面白い流れが出来た。

「明日は来る」は、仕事で運転中にたまたまラジオから流れて来た。くたびれた心と体に沁みる歌詞(ラップの人はリリックっていうか)も良いが、オケがいっそう気に入った。馴染みがないので知らないだけで、日本のヒップホップにも、いい曲がたくさんあるんだろうな。

青柳拓次の新譜から。弾き語りオンリーのアルバムはおそらく初だと思う。リトルクリーチャーズの個性的なオルタナ感もかっこいいけど、この人は日本語で歌うと一気に日本の土着風土感が増す。この曲もブラジル音楽なんかと押し並べてワールドミュージックとして聴ける。

空気公団の曲はどれも一見(聴)素朴だけど、芯が強く、力が湧いてくる。「なんとく今日の為に生きて来たかもしれない」そんな毎日でいいんだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?