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月刊プレイリストボーイ2022年6月号

【6月のプレイリスト】

01.What’s The Good Of Being Good/ウィーザー
02.Danger Zone/ケニー・ロギンス
03.Rock’n Roll/黒沢健一
04.雨は毛布のように/キリンジ
05.アンブレラ・エンジェル/おニャン子クラブ
06.Rocket Ride/スクーデリア・エレクトロ
07.Rainy Night In Georgia/
ランディ・クロフォード
08.六月のブルース/サンタラ
09.A Pair Of Brown Eyes/ポーグス
10.Deep Dark Truthful Mirror/
エルヴィス・コステロ
11.Woverine Blues/
ダーティ・ダズン・ブラス・バンド

【メモ】

ウィーザーの新譜。昨年の「OK Human」から引き継ぐ交響曲的なパワーポップに今回はヘヴィなギターサウンドが加わり、よりROCKに。今年も丁寧に作った良いアルバムを届けてくれました。

「トップガンマーヴェリック」を観に行く前にこれを聴いてボルテージを上げてた。アレンジの大味感もケニー・ロギンスの歌いっプリも、つくづく80’s MTV臭が強いなと。小林克也の顔が浮かぶ。

黒沢健一の1stソロアルバムから。過小評価というとネガティブに捉えられるかも知れないが、そう思うのはもっと取沙汰されていい筈の傑作だから。変拍子の曲のドラムに岡井大二(ex四人囃子)を起用するあたり、わかってるぅー。

空梅雨でも6月には雨の曲がたくさん思い浮かぶ。雨はヤだが雨の曲は好き。豪雨の中で仲直りする恋人同士の完璧なシティポップ。ちなみにシティポップとはAORにいくばくか俗っぽい要素が入ってる音楽だと思ってる。

中学の時に聴いたおニャン子クラブのアルバムの中で、何故かこの曲だけずっと記憶に残ってる。突然の雨に遭った時、幼い女の子が背伸びをしながら傘をさしてくれるという、秋元康だということを信じたくないほどホッコリ可愛い歌。何気にアレンジも超カッコいい。

インダストリアルとポップが入り乱れたトラックに、歌謡チックな曲を乗せるとこがショーキチさんらしい。

色んな人のバージョンがあるけど、この曲は洒落臭くもアーシーにもなり過ぎないバランスがベスト。ランディはまさにそれ。アレサもダイアナ・ロスも、どっちもいける感じ。

その名もズバリ「六月のブルース」なので。カントリーブルースにマーチング風のホーンセクション。キョウコさんのルーズな歌唱も、蒸し暑い時に聴くと良い。

ポーグスのシェイン・マガウアンのドキュメンタリー映画でフィーチャーされてた曲から。夏の日暮れの酒場。死ぬほど呑んでたらじいさんにつかまって延々話を聞かされる…みたいな歌。おそらくアイルランド独立戦争の話。「A Pair Of Brown Eyes」は戦死者の目と思われる。

※歌詞の解釈はこちらを参考にしました。

前の曲が入ってるアルバムをプロデュースしたコステロのR&Bバラード。ダーティ・ダズン・ブラス・バンドのホーンセクションが入るといい感じにネバリ気がでる。

その流れからダーティ・ダズン。軽快なのに重厚なシンコペ。

まだまだ茹るSummer Timeははじまったばかり。元気出して行こー。


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