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投票用紙に使われるユポ紙

こんにちは。
選挙が近いのですが、選挙に行くたびに気になってしまう投票用紙の素材について調べたのでメモっておきたいと思います。

あまり共感してもらえたことはないのですが、投票用紙の紙って書き心地と折り心地がとても好みで、毎回、「何を使っているんだろう」と思って調べてしまいます。

毎回調べるんですが、「普通の紙ではない」くらいのことしか覚えていないので、今回はしっかり残しておきたいと思います。

ユポ・コーポレーション

投票用紙の素材である”ユポ”を作っているのは、ユポ・コーポレーションという会社のようです。

会社HPによると、ユポは合成紙と言われるものでポリプロピレン樹脂にフィラーを混ぜた材料を使っているようです。

ユポはフィルム法合成紙です。主原料はポリプロピレン樹脂と無機充填剤で、これに少量の添加剤を加えたものを原料として、原理的には二軸延伸フィルム成形によりミクロボイドを発生させながら成膜されています。
最も特徴的なのは製品厚さの厚い物から薄い物まで、ベースとなる基層とその両表面に積層された紙状層とで構成され、多層構造になっている点です。

㈱ユポ・コーポレーション

ミクロボイドによって筆記性を向上させているとあり、これが独特な書き心地につながっていそうです。

更に、上記HPに掲載されている表面をSPMで測定したような画像を見ると、表面は筋状の構造になっていて、このような表面も書きやすさの一因なのではないかと感じます。

ユポが選ばれる理由

この記事によると、ユポが選ばれるのは、”折にくさ”にあるようです。
即日開票しないといけないので、折れてもすぐに開く素材の方が都合がよいとのことで納得です。

個人的には、折る瞬間の感覚がとても好みで誰の名前を書いたか忘れてしまうほどですが、普通の人は折りにくく感じるようですね。

これが理由で、投票用紙ではユポが圧倒的なシェアを持っているようです。

というか、調べてもユポ以外見つけられません。(調べ方が悪いのかも)
投票用紙に関しては、自治体によってルールが様々なようなので、普通の紙を使っているところもあるのでしょうが、ユポの有能性が広まって、他社が入れなくなってしまっているのかもしれません。

ちなみに、こういう公的な費用が掛かるものは入札で業者を選ぶので、この記事のように色々な会社が入札しているそうです。

それでも行き着く先はユポということで、突出した技術を持った素材メーカーとしての強さを感じます。

ユポを使ったノート

コクヨからユポを使ったノートが発売されているようです。

水に強いというのがいいですね。
仕事ではウェット系の実験をしたりするんですが、濡れたニトリル手袋でメモを取ろうとするとノートが濡れてしまうので、わざわざ手袋を外さないといけないのが手間でしょうがないです。

サイズが縦長で160×91というのが、個人的には合わないのが残念です。
B5ノート出してくれたら経費で買うのに…

選挙は当日に行きます

ユポの話は他の人のnoteにもありましたね。
やはり選挙で注目すべきポイントの一つと言っても良さそうです。

会社では期日前投票に行くように、という圧が凄い方がいて謎なのですが、私は7/10に行こうと思います。
期日前投票は通勤の合間で行かないといけないので、ゆっくり味わえないですからね。

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