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お前の屁

「なんだかお前の屁はいい匂いがするな」
真面目1本やりで相談にはよく乗るが、自分からはあまり口出しとかして来ない父が珍妙な顔で、俺に言う
「そうね、とても清々しい清涼な」
「そうそう。なんなら、いまの屁様よりお前の屁の方がいい匂いだ」
「お父さん、それは言い過ぎよ」
「いや、言い過ぎじゃない。」と、俺はギョッとする。も、もしかして
「次の屁様はお前で決まりだな」
「そうと決まったら、毎日さつまいもやら鰻を食べないと」((⚆ꙣ⚆))工エェエ工

そう、この世界は屁様で賄われている。屁様は333人おり、一番偉い屁様は肉体改造を行いつつ、屁宮殿で世界のために屁をし続ける
水にも屁様の屁は培養されて、入ってるし
魚を釣るにも、屁様の呼気やら、屁を混ぜ合わせた屁玉がないと釣れない
ここは、貧乏な星なのだ
コロニーの端の端。火星より遠く、人類は地球より始まったが、今では水金地火木土天海冥の衛生やら、月にも人類は進出した
この星の売りは屁なのだ。大気にも屁様の屁が混じってるし、その、屁がないとこの星の汚染濃度が高く俺らは死んでしまう。
どこの誰かは知らないが、初めてこの星に降り立った七人は屁で土壌改良が出来ると気がついたのだ。
「屁様になるなら、名前は改めないとな」
((⚆ꙣ⚆))工エェエ工
「お隣の息子たちも屁様に立候補するって」
「そうかそうか。」「ええ」
「でも、うちの息子の屁はとても清涼だ」
「屁王も全く夢ではない」
マジか

俺の人生これから、屁か

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