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【雑チャレ】第三弾:熟成下書きを推敲無しで投稿しちゃう:)

アレの第三弾です(雑の極み)

前回、第二弾では、私が最近ハマりすぎてヘビロテしている楽曲を数曲紹介しました:)


今回は、第一弾の記事↓↓

こちらで公開した熟成下書きの中から、ひとつ選んで「推敲無しでそのまま出しちまおうぜ!」という、ちゃんと雑なやつです(ちゃんと雑とは)。



今回選んだ下書きはこちら。

『桜』(後書き)

2021年11月3日。今から2年以上前に書いていた記事を、まとまらない書きかけのまま出します。

実はこちらの記事、今まで何度か私のエッセイ記事等で「こだわった部分とか解説したいんだよね~」というようなことを言っていた『桜』という詩の後書きである。

2年以上が経った今の私が読むと、『桜』という詩自体も、この後書き記事も、そこまで取り立てて温めるまでのクオリティやこだわりではないように思う。
だけどそれでも、そのまま削除してしまうのではなく、今回雑にでも後書きを出すのは、当時の私にとっては大切に真心込めて書いた作品なんだということが、やっぱりどこか伝わってくるから。

今の私はこのクオリティでは満足できない。
詩中の台詞なんかが詩的ではなくて不格好だなと思ってしまう。
だから今回後書きを出すことで、ちゃんとこの作品を手放してあげる。
もっと納得のいく、満足のできる、新しい作品を作るために、成仏させてあげようという、そういう気持ちで、下書き記事を公開します。




こちらの作品の後書きとして書いたものです。
※書きかけのまま掲載します。



『桜』(後書き)

 〇下書き:2021年11月3日



小説であれ、詩であれ、作者が自分で作品の解説をするというのは野暮だろうかという葛藤を、私はもう何年も頭の中に抱えている。

特に「詩」というのは、読む人の数だけ解釈があって、語りすぎず説明しすぎず、その余白も含めて楽しめるものであると思うのだ。

しかし——


***


冒頭

桜が好き
でも別に 桜は全然好きじゃなかった

「元々桜は全然好きじゃなったけど、好きになった」
そんな意味で捉えていただける部分。

ラストの

好きだった
だから別に 桜は全然好きじゃなかった

ここで、
「桜 “が” 好きなわけじゃなかった」の意味に変わる。


全体的に、リズム重視で言葉を並べている。

でも別に 桜はそんなに見たくない
( 5 ・ 8 ・ 5 )

特に各段落の4行目は、1音も違わずこのリズムにすることにこだわっている。
そんな中の、

でも別に 桜はそんなには好きじゃない
( 5 ・ 9 ・ 5 )

ここの「9」で居心地の悪さを敢えて出している。
「そんなに」にすればピッタリはまる。
それでも敢えて「そんなには」としたのは、桜を「好きじゃない」と言うことが、少しバツの悪さを感じるくらいには、桜を好きになり始めている事を表現したかったから。
「全然」⇀「そんなに」⇀「そんなには」の流れがある。


「好きだよ、すごく」の段落で、初めて「君」という言葉を登場させた。
それまでも“君”の存在は出てきてはいるものの、「君」と初めて言葉ではっきり記した部分。
あたしの中で君という存在が大きくなって、好きが溢れてしまったシーン。


100円の桜
ダイソーで買われた造花の桜

春夏秋冬 桜が咲いた
ここにはプチこだわりがあって、これは

春夏秋冬はるなつあきふゆ 桜が咲いた

と読んでほしいフレーズ。だから敢えてふりがなを付けた。
春夏秋冬しゅんかしゅうとう ではダメな理由。

これは年中毎日、もらった練り香水をつけていたことを指すと同時に
春夏秋冬はるなつあきふゆと季節が移ろって、また春になって「桜が咲いた」という意味も込めているから。
1年以上の長い月日を、時間を一緒に過ごしたことを表している大切なフレーズ。
実際には物語は3年間くらい描かれている。


その後から、時は流れ現在になる。


***


好きな花は桜と答えるほど、実は桜が好きなわけじゃなかったと気が付いてしまった。

けれど友達はもちろん、私の母まで、私の好きな花は桜だと思っていて、桜のモチーフのお土産を買ってきてくれたりするくらい、私はずっと「桜が好き」って言い続けてきたんだと思うと、人生の中で結構大きな部分を占めていたなあと思ったりもして。

君が愛してくれたあの頃の「あたし」も私は結構好きだったし、あの日のあたしを経て生きる、今の私がちゃんと好きだから——

だから、今でもまだ答えてしまう、
「好きな花? 向日葵かな。あと——」

「桜も好き」





当時の私なりにいろいろ考えていたんだなあと思ったりして。
説明足らずな部分もあるけれど、なんだかここに今の私が手を加えると、なんだかそれも違うような気がするから、そのままで。

こういう感じなら、わりと簡単に下書きを消化していける気がする。ネタに困ったらまたやろう。



#aeuの4日間の雑な挑戦
#雑チャレ
#突然始まり突然終わる



(1,954文字)



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