いじめはいじめられる奴が悪い
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それでは、始めます。
皆さんは、いじめられたことはあるでしょうか。
まあこんな記事見に来る奴は十中八九いじめられたことがあると思いますが。
あなたはどんな原因でいじめられましたか?
例えば、話し方が気持ち悪くていじめられたとか。
貧乏だからいじめられたとか。
ブサイクだからいじめられたとか。
グループのボス的生徒に逆らったとか。
頭が悪いとか。
運動神経が悪いとか。
どうですか?心当たりありますか?
それ全部お前のせいなんですね。
今「いや絶対いじめる奴が悪い、俺は悪くない」って思いましたよね。
もうそう考えてる時点で、お前は何も分かってないんですね。
あなたは「ティンバーゲンの4つのなぜ」なるものをご存知でしょうか。
生物学において、生物が持つ機能を説明する時、至近要因・発達要因・究極要因・系統進化要因といった4つに分類して考える手法ですね。
例えば「人間はなぜこれほど高い知能を持つのか」という疑問に対して4つの答えが考えられます。
「大きな大脳を持つから」
「コミュニケーションのため」
「脳を発達させる遺伝子が働きかけ成長させるから」
「コミュニケーション能力を持たない個体が淘汰されてきたから」
まあこんな感じです。(素人なんでなんか間違ってたらごめんなさい。)
元を辿れば、アリストテレスの四原因説に至るそうですね。
古代人も、「なぜ?」の答えには複数あることは理解していたということです。
では改めて問いましょう、お前がいじめられたのは「なぜ」ですか?
そうですね、お前『にも』いじめられる原因があるからですね。
もちろん、お前の近くに些細な理由で他人を攻撃するようなクソガキがいたことも原因の一つではあります。
ありますが、目をつけられたのはお前のせいでもありますね。
まあもっと言えば、いじめられて精神が崩壊するような奴は、そういう甘っちょろい精神性を持ってたのが悪いってことも言えます。
皆さんは小学校の授業で「右見て~左見て~また右見て~」をやったことがありますか?
ありますよね。
信号機がある横断歩道でも、そういった安全のための心がけをしておくに越したことはないわけです。
なぜなら、いくらルールで「信号無視して人を轢いたらそいつが悪い、そいつを罰する」と決まっていても、そんなん気にせず破るようなクソ野郎はなんぼでもいるからです。
いじめもおんなじことです。
いじめをしてる奴がいたら、無論罰されるのはいじめをした方でしょう。
法的な意味での良い悪いで言えば、あなたに責任はないかもしれませんね。
ですがいじめを避ける努力はあなたにもできますよね?
少なくともクラス全員に嫌われてハブられないようにするために人当たり良く振る舞う、先生に気に入られるようにしておく、それくらいはできるわけです。
善悪の話とそういう観点を混同していませんか?って話です。
学校に行く子供に、「いじめられてもお前は悪くないから気にするな」と言ったところで、子供の肉体も精神も守っていることにはなりません。
いくら「あっちが悪い」と言葉で言われたところで、子供にとっては教室が世界のほぼ全てなわけで、その中の多数派から「いやお前が悪い、だから虐められる」と突き付けられればそんな言葉なんて何の助けにもなりません。
あるいは、仮に相手が悪いのだと信じることが出来たとしても、そんな経験をしなかった子供のほうが健全な精神に育つに決まってます。
故に、子供を守るためにこそ、「いじめられたくないならこういう振る舞いをしろ、黙っているだけではダメ、親や教師に言え、それでダメだったらこういうところに相談しろ」と言ったような、実効性のある対処法も広めなければいけません。
またいじめっ子を価値観の異なる怪生物として扱うのではなく、いじめを起こさないような教育方法を考える、対等な生徒同士の集まりと教室を定義づけることでスクールカーストの解消を目指す、なども真面目に考えなければいけません。
そういう実効性のある提案をする人に対して、「俺達にはそんな余裕なかったんだあああああああ!!!」とか「見た目が悪かったらなんなんだああああああああ!!!!!!差別だぞおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」とか「そもそもいじめって言うな!!!!!!犯罪なんだぞおおおおおおおおおおお!!!!!!!」とか「いじめっ子はサイコパスなんだああああああああああああああ!!!!!!」とかネットで吠えて逆ギレしてもな~~~んも根本的解決に繋がらないってことですね。
無論被害者を責めていじめっ子の責任を無くす、あるいは被害を不当に軽く扱うような親や教師はクソというのは私も異論はありませんが。
現状の制度では、いじめ加害者は未成年者ということで学校にも警察にもマスコミにも守られていますし、そもそも学校は閉鎖空間であるので、いくら外野が吠えたところで現状を変えることは困難です。
そういう中で子供を救うためには、ネットリンチに勤しむのではなく個々の子供と親に自衛する方法を教えるというのが、残念ながら一番効率的な方法です。
あるいは体制を変えるように働きかけ続けた、あるいは子供たちの意識をいじめっ子側もいじめられっ子側も変えようとした、そういう困難な方法に挑戦し続けた人たちがいたからこそ、昔と比べりゃ多少マシになってきてはいるわけですが。
ネットで被害者面して議論の妨害をし続けるような連中は、そういう人らの足も引っ張ってるわけですね。
「いじめっ子は同じ人間じゃないんだ!」とか言ってヘイトを撒き散らしたところで何も解決しませんってことです。
要約すると、お前は自分がいじめられた原因を一生直さず当たり屋を繰り返すどころか、そういう構造的問題に対処しようとする人たちに被害者面ボイスを轟かせて妨害し続けているクソの集まりってことです。
被害者だからってだけでデカい顔するなよ。
自分が受けた被害を語り共感し合うくらいなら何も文句はありませんが、加害者の非人扱いを試みたり、逆に自分らを「HSP」だのと名乗って特別な集団扱いしようとしたり、あるいは最低限の自衛の呼びかけにすら応じようとしないのは、単なる居直り逆差別です。
それ他の被害者にすら有害ってことに気付けよ。
まあそういうことですね。
筆者もまあいじめられる側だった訳ですが、いじめられたからと言っていつまでも自分を甘やかしていたらなんにも前に進まなかったわけです。
なぜ自分はいじめられたのか、なぜ人に嫌われたのか、それを改善するには何をしたらいいのか、一般的な人から見たら自分はどういう風に映っているのか。
そういう疑問はいくらでもありますし、今でも答えが出ているわけではありません。
しかし、考えなければいけない、向き合い続けなければいけない。
全部他人のせいにすることは容易ですが、それは何も解決しません。
世界が地雷原だと言うのなら、少しでも地雷を見分け避ける方法を考えて生きていかなければいけません。
どっかから地雷除去車がやってくることを期待していたら、運が悪いと一生一歩も歩けないまま老いてしまうでしょう。
まあ少なくとも私はそう思ってるってことです。
他の記事でも一貫していることですが、私はあなた達に建設的な人生を送ることを期待しています。
インターネット他責思考、インターネットニヒリズムに浸っていたら、どんどん自滅していきます。
クソみたいな世の中でも自分が健全に生きられるような価値観を、何とか見つけてください。
それが人生です。
以上です。
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