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堺雅人さんのモンゴルとマリの共通点

8月13日放送の『日曜日の初耳学』で堺雅人さんがモンゴルについて話していらした。堺さんは、現在放送中のドラマ『VIVANT』でモンゴルに2ヶ月半滞在されたそうだ。

何気なく見ていたら、先日「アフリカめしとおはなし」でマリについて話したことと全く同じ話をされていてびっくり、というか、そうかモンゴルもそうなのね、と。

モンゴルでは、日本と違って地面が必ずしも平らではないし、建物が傾いでいたり、階段の段差が揃っていなかったりする、という話。

マリもそうで、舗装されていないところはもちろん、舗装されていても平らでなかったり穴が開いたりしている。
建物の階段は一段の奥行きも高さもまちまちだ。

人間は知らず知らず経験に基づいて予測で動いているので、階段の段差が違ったりするとガクンとなったり、予想外のデコボコに瞬時に対応できなかったりする。

バマコ の無舗装の道

自分も含め日本人は、そんな時つまづいたり転んだりしてしまう。ところがマリの人はそういうところでも全然大丈夫だ。
マリの人たちは生活の中でしっかりと身体を使っている。
「アフリカめしとおはなし」でちょうどそんな話をしたところだった。

堺雅人さんは

「日本で暮らしていると身体を使ってないなあ、って。(略) 人間の生き物としての機能が相当低下しているんじゃないかと」

『日曜日の初耳学』より

とおっしゃっていて、そうそう、まさにそれ!と、膝を打ってしまった。

便利さ、快適さとはつまり、あまり身体を動かさなくて済むような状況ということだ。それを追求すればするほど、ヒトが生き物としての機能を少しづつ失っていくということなのかもしれない。

ミネコ


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