女性器切除(FGM)と文化
こんにちは!優衣です🦋
現在ケニア🇰🇪で行っている、女性器切除(FGM)について書こうと思います。
女性器切除って何?って思われた方は、
ぜひこちらのnoteも読んでいただけたらと思います。
女性器切除(FGM)の話をみんなで
今日とても素敵な機会に恵まれて、たくさんの女性の方と1度に女性器切除(FGM)についてインタビュー、そしてお話を聞くことができました!
1度に2人以上の方とFGMについてお話しする機会が初めてだったので、いろいろうまく回せなかったり、話せなかった部分があったりして悔しい気持ちになりました。
初めてだしいい経験になったと考えて、次に活かしていきたいと思います!
女性器切除(FGM)がもたらすもの
現在クリア族の中で女性器切除(FGM)は
通過儀礼
結婚の条件
1の通過儀礼とは、FGMを受けることで女の子から女性として見られるようになります。
人によっては、無性から女性に変化を遂げると考える人もいます。
2の結婚の条件とはそのままの意味で、FGMを受けていないと結婚をすることが難しいそうです。
またFGMを受けていないお嫁さんと結婚した旦那さんは陰口を言われたり、周りからの圧力を感じることがあるそうです。
繰り返される同じ答え
私は今までインタビュー調査をしてきて、
誰1人としてFGMという慣習が続くことに賛成する方に会ったことがありません。
毎回インタビュー調査でする質問があります。
『なぜFGMを受けようと思ったのか?また、どうしてFGMは続いているのか?』
毎回用意されてるかのように同じ答えが返ってきます。
『それが私たちの文化だから。』
最初はすんなり受け入れた答え。
でもインタビュー調査重ね、話を聞いているうちに疑問が生まれるようになりました。
文化とは?
世の中が開けて生活水準が高まっている状態。文明開化。
「―生活」
2.
人類の理想を実現して行く、精神の活動。技術を通して自然を人間の生活目的に役立てて行く過程で形作られた、生活様式およびそれに関する表現
Google大先生で文化について調べてみると、
上記のような答えが返ってきました。
私もいろんな文化の中で生活しているので説明しようと思えば、なんとなく文化ってこんなものと表現することができます。
もう一歩踏み込んで、”今” と “人”に焦点を
当てて文化というものについて考えた時、
「今を生きている人が苦しんでいる文化は、
本当に必要で継承していくべきなのか?」
疑問が生まれました。
皆が口を揃えて言う。
『FGMが続くことに賛成じゃない』
しかし継承されていき、その慣習を受ける。
『文化だから。』
それは誰のための、何のための文化なのか?
人々は文化のジレンマの中にいるような気がしました。
これからの模索
ケニアに来てから約2週間。
既にインタビューさせていただいた人も、まだインタビューしていない人にも聞いてみたい。
あなたにとって文化とは何か?
きっと私が願う未来、
女の子たちが自分の意志で自分の体のことを決められるようになる
それはきっと女性器切除(FGM)という単体の慣習で捉えるのではなく、人々の意識そして文化についても広く視点を変えてみていかなけばならないと思いました。
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引き続きケニアでの活動頑張ります🔥
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