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【CALメンバー紹介】愛野ニナ「十三階の月花」の魅力

この記事では、4/10発売のアンソロジー小説『サロメ座の華』の執筆陣の一人で、第二回企画からCALの正式メンバーに加わって下さった愛野ニナ様について御紹介させていただきます。
Amazonの著者プロフィールにもあるように、ニナ様は東京都出身で、普段は会社員として働きながら作家としても精力的に活躍されています。
文筆だけでなく、SoundCloudツイキャスでオリジナル曲をライブ配信するなど、音楽方面でもファンの多い才能溢れるメンバーです。

愛野ニナ
Classic Anthology Libraryセカンドメンバー
©Nina Aino 2023

そんな愛野ニナ様は、『サロメ座の華』に小説「十三階の月花」を寄稿して下さっています。
この小説には、ニナ様による素敵なPVがありますので、まずはこちらを御覧下さい。

ミステリアスなメロディーが響く中、ニナ様の囁くようなナレーションによって暗示されるのは、この物語がどこかの建物の「十三階」を舞台にしているということです。
筆者自身、この小説を読み終わり、その驚くほど幻想的で濃密な文体に驚かされました。
読者をこの日常とは異なる世界へ誘う特異なイリュージョニズムが、愛野様の小説には働いています。
同時に、花言葉だけでなく神話的な存在が暗示されるなど、この物語において「現実」と「幻想」の境界線は限りなくアモルフなものに仕上がっています。
幻想と陶酔――そしてファムファタル企画ならではの、めくるめく官能が待っていることでしょう。

そんな魅力に満ちた「十三階の月花」を含む『サロメ座の華』は、いよいよ4/10に販売開始となります。
書籍の値段も第一回配本分の半額という価格帯を実現しつつ、レベルの高い執筆者が御参加して下さった奇跡のような一冊となりました。
文学を愛する一人でも多くの方に、私たちCALのこれまでの成果が伝わることを願ってやみません。
ぜひとも、『サロメ座の華』をよろしくお願い致します。

※本記事に掲載させていただいた御写真、PV映像はすべて御本人様の使用許可を得た上で掲載しております。


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