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それで間に合うなら僕が歌を書こう

「月世界旅行の途中乾いて行く君の胸を
それで間に合うなら僕が歌を書こう
改札は通れないけど空は飛べると吹き抜けて
『仕掛けのないオレンジの方が好き』と」

何回もすでに書いていることではあるけれど、時折うつくしい言葉が書きたくて、たまらなくなる、この曲を聴いてまたわたしはそんな風に、ちょっとばかし落ち込みながらわくわくしっぱなしだった。

わたしはまだ沢山の言葉、連なりの先にある沢山のきらめきのことを知らずにいる。世界中で発見されている昆虫は10分の1くらいと言われているんだって、そんな感じでもう、言葉の連なりをわかりきったところすら疑うことから始めて、わたしだけの道順で進みたい。まるで、木漏れ日と木漏れ日の間を飛び飛びにジャンプする遊びみたいに。

四月、というか三月の下旬かな、毎日のように書いていた「わたしにはとてもじゃないけれど手に負えない仕事」が今日一段落ついた。終わるものだね、とかなんとか、ふりかえると思い出になってしまうのが恐ろしすぎる。結構ぎりぎりのところまで行ったんだから、どれだけのんだと思うのエナジードリンク。次の登山はもっと上手く、というかなだらかなものになってほしい。


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