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革命これが恋なのさ

仕事をゆっくりしていたわたしが悪いと言えばそれまでで、というか、選んでゆっくりしていたわけだから悪かったもなにもないのだけれど、今日もホテルへ向かう。あしたの朝が早いので、近くに泊まった方が賢明、というわけである。
日曜日にしっかりと休みを取ったので、これくらいの無理はまだ大丈夫、と思っていたけれど、なんだか今日の仕事はそこかしこに穴が見えそうで、明日の結果によっては今日なんでこんなにほのぼのやってたの?なんて呪っているかもしれない。まあ、でもやれるだけのことはやって、最低限、首の皮一枚繋がったのでゆるそう。
「ほんと人いないですよね」とタクシーの運転手に声をかけられ、思わず仕事の声を残した大きな声で答えてしまう。

「止められないもう止められない 生きているって芸術的だね 革命これが恋なのさ 寝ても覚めても夢中」
裏拍で手拍子のしたくなるこの曲に思わず踊り出したくなったり、ださいステップを踏みたくなった昼、ちかくの美味しいうどん屋さんに入って帰り道にはスターバックスのティーラテを飲んだ。みぐるみをぜんぶ剥がしてホテルのベッドに寝そべったら疲れがどんときて、明日が大事なんだよってことを身体中が忘れてる。お風呂に入らずに、タイマーだけつけて寝てしまおうか。
明日に引き延ばしちゃいけないこともたくさんあるけれど、もう今日はいいかな、ともおもう。ほんとに後悔しそうだな、明日の自分が今日を呪うのを、でもなんか、許しちゃおうかな。

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