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マトリックス社会からの脱出

スピリチュアル的な観点では、私達の生きるこの世界はマトリックス社会と呼ばれる仮想現実だと考えられています。
マトリックスという言葉は一般的には数学用語で行列を意味しているようです。
スピリチュアルでマトリックスという言葉が使われ出したのは、おそらく映画マトリックスの影響だと思います。
それが冒頭で述べた仮想現実システムであり、コンピューターにより記号の行列によって組み立てられたプログラムがマトリックス社会だということになります。

面白いのは、このマトリックスの語源はWikipediaによると
「本来は「子宮」を意味するラテン語(Mater)に由来するMatrixの音写で(英語では「メイトリクス」)、そこから何かを生み出すものを意味する。この「生み出す機能」に着目して命名されることが多い。また、子宮状の形状・状態に着目して命名される場合もある。」
ということです。
つまり、マトリックスとは何かを産み出す子宮であるということ。

私たちは子宮で命を育み地上に生れ落ちます。
マトリックスは、その自然のシステムに手を加え強制的に支配者の都合の良い世界に閉じ込めるシステムです。
その支配者には階層があります。
私たちの住む物理次元では一部のエリート層により世界は支配されています。
彼らが都合の良いように政治を動かし、経済を牛耳っています。
正義や自由の名の元に自分たちの至福を肥やしています。
彼らの下には、また階層が存在します。
まるで会社組織か軍隊のように上司は部下を管理し、その上の存在のために身を粉にして働き、少しの優越感とステータスを与えられています。
しかし、彼らもまた支配者からみると都合の良い家畜と変わりません。

私たちは、皆聞き分けの良い家畜であるのが好ましいと支配者は考えています。
少しの自由と財、そして享楽を与え、そこにだけ満足を見出し、夢という餌で一生を労働に捧げるように仕向けます。
その代償として私たちは、本来生まれながらにして所有している本来の自由と人生の大半をささげ、それによる正当な対価を吸い上げられています。
こうして一部のエリートたちは、世界中の財の大半を所有しているわけです。

映画マトリックスでは、この財を人体から発生させる電気エネルギーに置き換えて描かれていました。
そして支配者であるコンピューターは、その電気を糧に稼働生存しているという設定でした。
このシステムを現実に生きる私たちの姿に喩えてこの世界をマトリックス社会と呼んでいるわけです。

このマトリックス社会を私たちがどう捉えるかです。
世の中は何かおかしいと感じている人は少数でしょうか?
どうして貧富の差が生まれ苦しんでいる人々が多いのでしょう?
有史以来、現代にわたり世界のどこかで戦争が継続され人々が血を流すのは、人間の性のせいでしょうか?
自由とは何なんでしょうか?
人間とは、これほどまでに愚かで悲しい生物なのでしょうか?

そんな事を考える時間はありませんか・・・
家や車を買う為にローンを組み、借金を返すために毎日遅くまで働かなければなりません。
おかしいからと言って、しんどいからと言って、仕事を手放すことはできません。仕事を失えば露頭に迷うのは自分自身です。
理不尽な目に合うのはいつものことで、それが社会で生きるということ、そうなりたくなければお金を稼ぎ、人の上に立つこと。
そう思い込まされて生きてきました。
幸せになりたいなら、裕福な生活をしたいなら、人に勝つ事。
それが人生の勝者であり、そのために努力をすることが尊いことだ。
物心がついたころには、周りの人は皆、そんな人生の路線を走らされている。そこから外れるなら不良や障害を持つ子として扱われてきました。
それが当たり前で、
それが世界の在り方で、
それが正しい事だ。
そう刷り込まれてきました。

これがマトリックスです。

某独裁国のように情報が遮断され管理された場所で隔離された人生を送るなら自分の人生と環境を疑うことはできないでしょう。
同じように私たちは地球から出られません。
地球外の情報も得られません。
だから、今の社会が普通だと考えています。
問題は、じゃあ、地球外の情報や異星人とのコンタクトなんかできないじゃないか・・・ということ。
某独裁国は、他国からの入国に制限があるように、宇宙から飛来するにも制限があります。
自国の統治を守るために核兵器をちらつかせる政治手段のように、この惑星の支配者も地球自治を干渉させないように維持してきました。

この世界に生きる私たちは、そういった統治をする王が、まさか闇の支配者だとは思いもつかないかもしれません。
某独裁者もその国の国民にしてみれば神のような存在かもしれません。
しかし、私たちはそうでないことをよく知っています。
なぜなら情報を持っているからです。

つまりマトリックス社会からを認識するには情報が大切だということです。
なかには、私たちを誤誘導させるための情報もたくさんあります。
それを政府が行ったら、専門家が行ったら、私たちは疑うのは難しくなります。
しかし、彼らがエリートでありマトリックス社会の支配者の片棒です。
彼らが、プログラミングされたシステムを実行している人たちです。
そして、そのプログラミングを自分たちの都合の良いように利用している狡い人たちです。
このプログラムは、私たちには法則のように思えるかもしれません。
その法則を理解し、狡く活用してきたのが、勝者への道だったのかもしれません。
プログラミングは、人の行動パターンと繋がっています。
私たちは、無意識にこのパターンにより操られてしまいます。
自分の意志ではなく、他人の誘導や干渉で行動してしまいます。

もし私たちがこのプログラムとシステム、からくり又は、呪に気付いたならマトリックス社会からの出口を見つけることができるかもしれません。
その為には、本当の自分に気付くことです。
そして本当の自分に繋がることです。
それをスピリチュアルでは、ハイヤーセルフとかアイアムプレゼンスと呼んでいます。
そうでなくて、権威ある人に繋がっているうちは、マトリックスから出るのは難しいと思います。
スピリチュアルでよく言われるアセンションとは、マトリックスから脱出することでもあります。
その為には、アイアムプレゼンスとの繋がりは不可欠です。
つまり他人ではなく真の自分との繋がりがマトリックスからの脱出でありアセンションへの道でもあるわけです。
マトリックス社会から完全に脱出するのは難しいですが、まずはアイアムプレゼンスを意識した自分軸を持ち情報を選択収集することから始まると思います。


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