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AIロボットを美女にする理由とは。映画「EX_MACHINA(エクス・マキナ)」

★★★☆☆(満足度:三つ星)

<あらすじ> 巨大IT企業に勤める主人公は、滅多に出社しない社長が引きこもる山中の別荘に呼び出される。その目的は社長が完成させた女性型ロボットと、それに搭載する最新AIの実験だった。

AIと言いつつ、外見コンプレックスの話。

社長が目指している完璧なAIとは、見た目が不完全でもコミュニケーションにおいて、そのモノに、ロボットではなく人間として特別な感情を抱くことができれば完成だと言います。

でもこの映画は本質的に、その「中身」をあまり重要視してないですね。見た目のコンプレックスを表現する描写が非常に多いです。全てのキャラクターが外見にコンプレックスを持っています。(と言っても4人しか出てきませんが、、、)

AIというSFの文脈にのせつつも、この映画は恋愛映画です。もっというと非モテ男子の二人が美女に翻弄される痛い話です。

人は「見た目」と言いますが。。。

私たちも、それがロボットかどうかの前に、人間も外見から得る情報で多くを判断しています。「私は見た目で判断しない」って言っても、嫌いな見た目はあるわけで、つまり外見で判断するんです。

中身も磨きたいですが、そもそも磨けばいいベクトルをどっちに向ければいいかわからんし。こじれるくらいなら分かりやすく変化する筋トレを始めちゃうわけですよ。

中身の個性と、見た目の個性

インターネットで情報を共有できる時代は、イコール、意見などの内面的な個性がなくなっていく時代とも言えるのではないでしょうか。意見が単一化され、何もかもがフレームワークになると、今以上に見た目で判断することが多くなるように思えます。

人を見た目で判断しない人間になりたいですね。映画ばっか見てたらダメだな。。。


映画「EX_MACHINA(エクス・マキナ)」はAmazonプライム・ビデオで鑑賞できます(2017年7月現在)


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