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企業ストーリー|株式会社リンクアンドモチベーション「”良い会社”の定義を変え、ひとりひとりが生き生きと働ける社会を実現する」

こんにちは。エージェントセブンの佐野です。
最近は「社会貢献性の高い事業に関わりたい」という転職相談が増えてきました。
昨今の市況感も受けて、自分ができることで日本の未来に貢献したいという方が増えてきたのかもしれません。

さて、今回ご紹介するのはまさに社会貢献に直結する事業を展開するこちらの会社です!

株式会社リンクアンドモチベーション
https://www.lmi.ne.jp/


…隠れた名企業?隠れてないですよね?有名な会社ですよね?
という声が聞こえてきそうですが…(^ω^)
今回は同社のサービス開発の要「エンジニア組織」についてインタビューさせていただきました!

「会社名に"モチベーション"とあるのでなんとなく営業会社っぽい印象」
「コンサルのイメージが強くエンジニアがどんな仕事をしているのか想像できない」と思っているそこの貴方!エンジニアにとって最高に面白いチャレンジができる企業なんです!

■目指している世界観

私たちは「”良い会社”の定義を変える」ということをミッションとしています。
現代における”良い会社”の定義はP/LやB/Sなどの事業面で判断されることが多いですが、私たちは「見えない資産」がとても重要だと思っています。それが「エンゲージメント」、つまり「企業と従業員の相思相愛度合い」です。
組織の「エンゲージメント」が高い会社がどんどん増え、そこには、人や資金が集まり、そうでない会社は淘汰される。組織が良くなればひとりひとりのモチベーションも上がり、組織全体の生産性も高まり、会社の売上も向上する。それによって、組織や個人の「夢」や「生きがい」が溢れる社会になる。そのような世界を実現したいという想いで挑戦を続けています。


■会社の特徴

・「モチベーションエンジニアリング」という独自のノウハウを強みとし、組織・人事コンサルティングを手掛けてきた企業
・現在はそのノウハウを、テクノロジーの力でより再現性のあるプロダクトに変えるべく、自社プロダクト「モチベーションクラウド」を開発
・モチベーションクラウドは、6,620社、157万人以上の組織データを保有した組織改善クラウドサービスであり、米国を含めたHR Tech領域のプロダクトの中でも、飛躍的に売り上げ規模を伸ばしているプロダクトのひとつ。国内最大級のデータベースと豊富なコンサルティングの知見をもとに、従業員エンゲージメントを向上させることができる組織改善サービス。
・プロダクトの最大の特徴は、組織状態の『診断』と『改善』を一気通貫でできること。
単なる従業員満足度調査とは異なり、組織状態を可視化し、問題点を明確にしたうえで、プロダクトやコンサルティングにより改善までできることが強み。
・エンジニア組織は現在60名規模。コンサルや営業と対等な関係性を大事にし、エンジニアがサービスの企画から関わっている。


同社のエンジニア組織の魅力を伺うべく今回取材したのは、
開発責任者の柴戸 純也氏

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■モチベーションクラウドで実現したいこと

柴戸氏:
世界の平均寿命は100年で40年ぐらい伸びています。
これは公衆衛生や医療技術の発達が大きく、「人の寿命」という観点でイノベーションが起きています。
一方で、組織をよくするための画期的な技術はこれまでなく、昔から改善されていません。

私たちは「組織やチームの状態」という観点でイノベーションを起こしたいと考えています。
そして、働く組織で得られるかけがえのない幸せを、世界中の人に届けたいという想いが強いです。

そのために大事にしている考え方が「エンゲージメント」。繰り返しにはなりますが、「企業と従業員の相思相愛度合い」のことです。

これは非常に重要な要素でありながらも、どう測ればよいのかわかりづらく、計測できないがために改善することも困難でした。

なんとなく会社の雰囲気が良くなったとか、一緒に飲み行った回数が増えたとか、主観になりがちです。
しかし、本気で効果を高めたいなら、指標(モノサシ)が必要です。
受験する時は偏差値、ダイエットする時は体重計といったように、効果的な活動のためにはモノサシが必要です。私たちは組織におけるモノサシを「エンゲージメントスコア」という形で開発しました。
「エンゲージメントスコア」で組織の状態を診断することは、医療でいう健康診断のようなものです。どこが悪いのか診断ができ、悪いところが見つかったら改善・治療ができるようにしていきたい。このサイクルをモチベーションクラウドシリーズとコンサルティングで実現したいと考えています。

エージェントセブン:
従業員満足度調査など組織のモチベーションを測る診断ツールはいろいろあると思いますが、数あるサービスの中でモチベーションクラウドは何が違うのでしょうか?

柴戸氏:
組織人事コンサルティングのノウハウをもとに、診断から改善まで一気通貫でできることが我々の強みです。
診断のみのプロダクトは世界中でたくさん出てきていますが、テクノロジーの力で改善まで実施できるサービスはありません。「これを使えばエンゲージメントが高まる」という世界初のプロダクトを生み出すことで、マーケットリーダーになりたいという想いでやっています。

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■1500人の組織に社内初のエンジニアとして入社した理由

エージェントセブン:
柴戸さんはグループ全体で1500名いる組織の中に、社内初のエンジニアとして入社したと伺いました。エンジニアの文化がない組織に一人で入るのはとても勇気がいることだと思いますが、どのような想いでリンクアンドモチベーションを選ばれたのでしょうか?


柴戸氏:
まず私の経歴を簡単にお話しますと、ずっとプログラマーとしてやってきました。月400時間働くような経験を経て個人事業主として独立。その後は創業期に入社した会社の執行役員、前職はアドテクのスタートアップ企業で執行役員をしていました。上場まで見届けて現職のリンクアンドモチベーションに入社しています。

様々な事業・組織を経験してきた中で、この先の人生をかけて取り組みたいこととして「人間の基本的欲求」に関わる領域でチャレンジしたいという気持ちが湧いてきました。
人間の基礎的な欲求でいうと衣・食・住を想起しますが、「働く」ということも1日のかなりの時間を占めるので基本的欲求の一つであり、インパクトが大きいのではないかと考えたのです。
贅沢品ではなく、人間の社会になくてはならないものっていうのをやりたいなと。生きた証とか、社会を前進させるような役割が担えたらいいなと。

あとは自分の原体験から、組織やチームで何かを成し遂げることの喜びに寄与できるものに関わりたいという想いがありました。実は過去に在籍していた企業で、私がひどいマネジメントをしてメンバーを苦しめてしまった時期がありました。サービスが大きくなるにつれて一人では何もできず困っていた時に助けてくれたのが、当時一番苦しめていたメンバーでした。
この経験から組織やチームで何かを成し遂げることの素晴らしさを学んだのと同時に、人生の多くの時間を占める“働く時間”をより良いものにすることは、社会の前進につながるのではと考えるようになりました。

企業を変え、世の中を変えていくという掛け算ができるような環境は他にはないと思い、8回くらい社員と会い、ビジョンとテクノロジーによって本気で生まれ変わろうとしていることに共感し、リンクアンドモチベーションに入社することを決めました。


■0からエンジニア組織をつくるためにやったこと

エージェントセブン:
失礼ながら、エンジニアの方に御社の求人を紹介すると「営業会社っぽい」と言われてしまうことが多いのですが、実際に柴戸様が1500名の会社に社内初のエンジニアとして入社した頃はやはり営業会社だったのではないかと思います。現在エンジニア組織は60名ほどの規模に成長しているということですが、エンジニアが生き生きと働ける組織をどのように作ってきたのでしょうか。

柴戸氏:
一番初めに取り組んだことは、役職者・現場のコンサルタントも含め全員とお話させていただきました。当時はとにかく信頼関係を作るために泥臭いこともしましたね。組織をつくる上で大事にしているのは大きく2つあります。

1つはビジネス側の人間とモノづくりの人間それぞれの、コミュニケーションの取り方や大事にしていることなど、お互いの違いを理解すること。
もう1つは受発注の関係にならないようにすること。「お互いに」上でもなく下でもなく、「ビジネス」と「エンジニア」のような二元論でもなく、同じ世界で同じ目的を見るような関係になることです。
プロダクト力が強い会社はエンジニアが強くなりがちですが、エンジニアである私たちにとっても必ずしもエンジニアが上にいることがいいとは限りません。一方で営業が上になるとエンジニアが下請けのようになってしまうので、バランスを非常に重視しています。ビジネス側の人とモノづくりの人が同じ目標を目指し協力関係を持つことで、サービスがスケールし会社が成長していくものだと思います。このバランスが取れている会社は結構少ないと思いますね。

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■リンクアンドモチベーションで働くエンジニアのやりがい


①6,620社、157万人以上の組織データを活用したプロダクト開発ができる
柴戸氏:
組織は千差万別、課題も状況も異なります。業界・社会環境・社長の経歴など様々な変数があり、「売り上げを伸ばしたいのか?コストを下げたいのか?」など課題も組織によって異なります。
現在はコンサルタントが過去の膨大なデータから導き出したロジックをもとに組織の改善提案をしていますが、このノウハウを全部ソフトウェアに落とし込んで行くことこそ私たちがやろうとしているチャレンジです。
過去に私たちが溜めてきた組織に関するデータを使うことで、高い精度で予兆検知できるようになると思います。
ベンチャーのスピード感を持ちながらも、長年培ってきた顧客基盤とデータをもとに仮説・検証ができる環境は他にはないと思います。

②エンジニア組織の自由度と裁量
柴戸氏:開発は現在60名規模で、今が第二創業期です。
入社時と比べて、開発者体験(Developer eXperience)もかなり向上しました。
とても裁量があり、自分たちで必要なことを考え、決められる環境です。
雑談ベースで話ながら良いものはみんなで共有しあって実行する。自由度はかなり高いと思いますね。

また、エンジニアがプロダクトの企画から入るのも弊社の特徴です。
プロダクト開発はマーケティングやインサイドセールス、コンサルタントなど様々な職種と関わります。お客様のことを1番知っているのは現場のコンサルタント。そこは一生敵わないということは前提としながらも、彼らの意見を鵜呑みにせずしっかりとヒアリングし、プロダクトとしてどうすれば汎用的に最も効果が高く解決できるかをエンジニアが考えます。

私たちのプロダクトは作って終わりではないので、リリースから逆算して計画をたてるのではなく、最高のモメンタムを作るということを起点に計画します。
サービス志向のエンジニアにとっては非常に面白い環境だと思いますね。


■取材を終えて…

エンジニア組織を0から創り上げてきた経緯をお伺いし、この苦労や歴史があるからこそ、今こうして素晴らしい環境があるのだなとしみじみと感じました。
第二創業期のスピード感と裁量を持ちながら、長年培ってきた顧客基盤と膨大なデータをもとにプロダクト開発ができる環境はなかなかありません。
数千社の企業の変革に向き合ってきた同社でエンジニア組織を一緒につくっていくのは人生の中で素晴らしい経験になりそうですね。

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