2021年11月4日~7日 男性にとってのヘアドネーション
今日はヘアドネーションについて話す(日記はその後に掲載する)。
先月31日、美容院に行った。実に3年ぶり。そして30センチぐらい切ってもらった。腰まであった髪が肩までになった。
この髪を寄付した。ヘアドネーションだ。病気や事故で髪を失った子供のためのウィッグに使われる。事前にこの活動に協力している店を調べて訪れた。髪は自分で郵送する。
元々、寄付する気はなかった。だいぶ伸びてから「どうせバッサリきるなら……」と考えるようになった。
ヘアドネーションは31cmが最低ライン。団体側はより長いものを求めているようだ。ウィッグは髪を二つ折りにしてつくるため、31cmではショートヘアにしかならないのだ。
とはいうものの、私にも希望がある。後ろで縛るスタイルを維持したかった。それで最低ラインにとどめた。
髪を極力切りたくない人は、「数年伸ばしてヘアドネーション」をくり返すといいのではないか。本当はものぐさや美容院嫌いに過ぎなくても「寄付のために伸ばしている」と思うことで自分を肯定することができる。
また周囲からの非難をかわすこともできる。特に男性の場合、長い髪は攻撃対象となる。少なくとも日本はそういう社会だ。
つい先日も、男性有名人の長髪を彼の言動と結びつけて、大勢の人がバッシングしていた。
こういう社会において「長い髪が好きだから」「長い髪でいたいから」という気持ちだけでは弱い。髪を伸ばしている限り、矢は四方八方から飛んでくる。それらから心を守るための理論武装が必要だ。ヘアドネーションはそのひとつになり得る。
寄付という行為はあくまで他者のため。自分を守るために利用するのは邪道だ。しかし寄付した髪は子供たちの役に立つ。
ここから先は
30代実家暮らし、働かず家にいる男の日記(あぎるnote)
著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?