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✅このお話の教訓は？（ルビ無）

"The Lion and The Statue."『ライオンと彫像』という別のタイトルも持っている寓話です。

何であれ物事には表と裏が有る訳で、此の話の彫像等も最初は良いものと見ていたのに、視点が変わればそうではない見方も出来るという教訓を示してます。

でも、まぁ、私達はライオンではなく人類なのですから、敢えてライオンの側（相手側）に立った視点を優先させるのは、あまり良い事では無いと私は思っています。
何方か一方を優先させるのではなく、共存共栄、ギブアンドテイク、持ちつ持たれつ、Ｗｉｎ－Ｗｉｎ な関係を私達は常に目指すべきだと私は思っています。

つまり、２０００年前に言われていた事をオウムのように繰り返すのでは、現代に生きる私達の存在意義がありませんのでちょっと捻ってみましょう。

例えば此の寓話に出てくる彫像等は、単に其れを自慢のタネにするのではなく、もう少し突っ込んで「彫像は人の願望を表したものだ」と言ってみてはどうでしょう？
凡ゆる彫像は、其が人には簡単には成し得ないからこそ、或いは偶々一度だけ成し得られた様な偉業だからこそ、作られ残されている訳です。
「自由の女神」などはその最たるものですよね、普遍的に自由の存在する社会には「自由の女神」を作ろうという動機がそもそも発生し得ないのです。先ずは相手が自由を欲しているという事実をベースにして対話をするべきでしょう。
と、こんな感じで此の様に、そして更にまた此れとは違う別の視点から物事を捉えられるようになるととても良いですよね！

※ このお話には多くのバリエーションがありますので、ここに書いた教訓が好みでない方々は別の人のお好みの解釈をお選びください。

■ 英文＆翻訳和文（ルビ無）

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　THE MAN AND THE LION ．

　A Man and a Lion travelled together through the forest ．
　They soon began to boast of their respective superiority to each other in strength and prowess ．
　As they were disputing ， they passed a statue ， carved in stone ， which represented “ a Lion strangled by a Man ． ”
　The traveller pointed to it and said ： “ See there ！ How strong we are ， and how we prevail over even the king of beasts ． ”
　The Lion replied ： “ This statue was made by one of you men ． If we Lions knew how to erect statues ， you would see the Man placed under the paw of the Lion ． ”
　One story is good ， till another is told ．

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　人類と獅子(しし)

　人と獅子は、森の中を通り抜けて一緒に進んでいました。
　人と獅子はやがて、彼等夫々の強さと勇敢さに於いて、お互いに対する優位性についての自慢合戦を始めました。
　人と獅子は口論しながら、彼等は石像の前を通りがかりました。石に掘られた像には『人に拠って絞め殺される獅子』、と記されていて・・・、
　旅人は其の像を指差し、そして言いました、「あそこを見なさい！、なんと強いのだろう私達は。なんたって、私達は百獣の王にすら打ち勝つのだから」
　獅子はこう答えました、「此の像は御前達人類の内の１人に由って作られたものだ。若し我等獅子の血族が像の建て方を知っていたなら、御前は見ていただろう、獅子の足の下に据えられた愚か者の姿をな」
　誇れる話とは良いものだ、別の観点からの話が語られる前までならば。

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✅逐語訳＆構文解説はこちら

■ このお話の教訓は？（ルビ有）

"The Lion and The Statue."『ライオンと彫像ちょうぞう』という別べつのタイトルも持もっている寓話ぐうわです。

何なんであれ物事ものごとには表おもてと裏うらが有あるる訳わけで、此この話はなしの彫像ちょうぞう等なども最初さいしょは良よいものと見みていたのに、視点してんが変かわればそうではない見方みかたも出来できるという教訓きょうくんを示しめしてます。

でも、まぁ、私達わたしたちはライオンではなく人類じんるいなのですから、敢あえてライオンの側がわ（相手側あいてがわ）に立たった視点してんを優先ゆうせんさせるのは、あまり良よい事ことでは無ないと私わたしは思おもっています。
何方どちらか一方いっぽうを優先ゆうせんさせるのではなく、共存共栄きょうぞんきょうえい、ギブアンドテイク、持もちつ持もたれつ、Ｗｉｎ－Ｗｉｎうぃんうぃん な関係かんけいを私達わたしたちは常つねに目指めざすべきだと私わたしは思おもっています。

つまり、２０００年にせんねん前まえに言いわれていた事ことをオウムのように繰くり返かえすのでは、現代げんだいに生いきる私達わたしたちの存在意義そんざいいぎがありませんのでちょっと捻ひねってみましょう。

例たとえば此この寓話ぐうわに出でてくる彫像ちょうぞう等などは、単たんに其それを自慢じまんのタネにするのではなく、もう少すこし突つっ込こんで「彫像ちょうぞうは人ひとの願望がんぼうを表あらわしたものだ」と言いってみてはどうでしょう？
凡あらゆる彫像ちょうぞうは、其それが人ひとには簡単かんたんには成なし得えないからこそ、或あるいは偶々たまたま一度いちどだけ成なし得えられた様ような偉業いぎょうだからこそ、作つくられ残のこされている訳わけです。
「自由じゆうの女神めがみ」などはその最さいたるものですよね、普遍的ふへんてきに自由じゆうの存在そんざいする社会しゃかいには「自由じゆうの女神めがみ」を作つくろうという動機どうきがそもそも発生はっせいし得えないのです。先まずは相手あいてが自由じゆうを欲ほっしているという事実じじつをベースにして対話たいわをするべきでしょう。
と、こんな感かんじで此この様ように、そして更さらにまた此これとは違ちがう別べつの視点してんから物事ものごとを捉とらえられるようになるととても良よいですよね！

※ このお話には多くのバリエーションがありますので、ここに書いた教訓が好みでない方々は別の人のお好みの解釈をお選びください。

■ 発音記号付き英文＆読み仮名付き和文

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　THEðə MANmən ANDænd THEðə LIONˈlaɪən ．

　Aə Manmən andænd aə Lionˈlaɪən travelledˈtrævəld togethertʊgéðɚ throughθru theðə forestˈfɔrəst ．
　Theyðeɪ soonsun beganbɪˈgæn totu boastboʊst ofʌv theirðɚ respectiverɪˈspɛktɪv superiorityˌsupɪriˈɔrɪti totu eachiʧ otherˈʌðɚ inɪn strengthstrɛŋkθ andænd prowessˈpraʊəs ．
　Asæz theyðeɪ werewɚ disputingdɪˈspjutɪŋ ， theyðeɪ passedpæst aə statueˈstæˌʧu ， carvedkɑrvd inɪn stonestoʊn ， whichwɪʧ representedˌrɛprəˈzɛntəd “ aə Lionˈlaɪən strangledˈstræŋgəld bybaɪ aə Manmən ． ”
　Theðə travellerˈtrævʌlɝ pointedˈpɔɪntəd totu itɪt andænd saidsɛd ： “ Seesi thereðeə ！ Howhaʊ strongstrɔŋ wewi areɚ ， andænd howhaʊ wewi prevailprɪˈveɪl overóʊvɚ evenˈivən theðə kingkɪŋ ofʌv beastsbists ． ”
　Theðə Lionˈlaɪən repliedrɪˈplaɪd ： “ Thisðɪs statueˈstæˌʧu waswəz mademeɪd bybaɪ onewʌn ofʌv youju menmɛn ． Ifɪf wewi Lionsˈlaɪənz knewnu howhaʊ totu erectɪˈrɛkt statuesˈstæˌʧuz ， youju wouldwʊd seesi theðə Manmən placedpleɪst underˈʌndɚ theðə pawpɔ ofʌv theðə Lionˈlaɪən ． ”
　Onewʌn storyˈstɔri isɪz goodgˈʊd ， tilltɪl anotherənˈʌðɚ isɪz toldtoʊld ．

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　人類じんるいと獅子(しし)

　人ひとと獅子ししは、森もりの中なかを通とおり抜ぬけて一緒いっしょに進すすんでいました。
　人ひとと獅子ししはやがて、彼等かれら夫々それぞれの強つよさと勇敢ゆうかんさに於おいて、お互たがいに対たいする優位ゆうい性せいについての自慢じまん合戦がっせんを始はじめました。
　人ひとと獅子ししは口論こうろんしながら、彼等かれらは石像せきぞうの前まえを通とおりがかりました。石いしに掘ほられた像ぞうには『人ひとに拠よって絞しめ殺ころされる獅子しし』、と記しるされていて・・・、
　旅人たびびとは其その像ぞうを指ゆび差さし、そして言いいました、「あそこを見みなさい！、なんと強つよいのだろう私わたし達たちは。なんたって、私達わたしたちは百獣ひゃくじゅうの王おうにすら打うち勝かつのだから」
　獅子ししはこう答こたえました、「此この像ぞうは御前おまえ達たち人類じんるいの内うちの１人ひとりに由よって作つくられたものだ。若もし我等われら獅子ししの血族けつぞくが像ぞうの建たて方かたを知しっていたなら、御前おまえは見みていただろう、獅子ししの足あしの下したに据すえられた愚おろか者ものの姿すがたをな」
　誇ほこれる話はなしとは良よいものだ、別べつの観点かんてんからの話はなしが語かたられる前まえまでならば。

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