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ソラマメの整枝・誘引

(2023年3月13日)

 日が長くなり、農作業もやりやすい季節になった。清々しい春の陽気、のはずなのだが、目が、鼻が……。花粉症がつらい。コロナのマスク着用は見直されたものの、農作業中のマスクは手放せない。

 ソラマメが冬の寒さを乗り越えて、いくつもの脇芽を伸ばし、大きく育ってきた。多いところでは1株から10数本出ている。これを放置してしまうと、品質の良いソラマメができなくなる。元気のよい脇芽を5、6本残して、他の芽は摘み取る。そして、支柱に結んだマイカー線に誘引する。整枝・誘引作業がスタート。

「L字仕立て」 重労働を軽減

 ソラマメの仕立て方は従来、両側に支柱を立て、枝を2条に誘引する「U字仕立て」が主流だった。近年、増えてきているのが、片側のみに支柱を立てて1条に誘引する「L字仕立て」。2条に比べ、1条では収穫量が落ちるのでは? と思われがちだが、どうもあまり変わらないようだ。

タキイ種苗さんのHPにこのような研究成果が掲載されていました。

https://www.takii.co.jp/tsk/bn/pdf/20021029.pdf

 昨年から「L字」を採用した。理由は何といっても作業のやりやすさ。脇芽の摘除や、収穫の際、U字仕立てでは、生い茂る枝をかき分けて条間に手を入れ、前かがみになっての作業となる。これがきつい。腰への負担も大きい。L字だと、移動式の作業いすに座って一方面からできる。楽なのだ。

管理が行き届いた畑は美しい

  農業は「3K(きつい、汚い、危険)」と言われ、新規就農者が少ない原因と言われてきた。だが、「きつい」作業も栽培方法の変更や、機械化などで、省力化できる。適切な肥料や水の管理、除草、防除など、管理が行き届いた畑は美しい。一列に整然と並んだソラマメを一服しながら眺める。作業を終えた後、何とも言えない充実感浸れるひと時だ。

(あぐりげんき通信)

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