指紋認証によるキャッシュレス決済  独自アイデア書

今回は、番外編として、私が考えた独自のイノベーション・アイデアを紹介させていただきます。
最近、キャッシュレス決済利用率やその市場規模が拡大されているようです。(PayPayや楽天Payなど)

指紋認証決済(キャッシュレス決済)について述べさせていただきます。

◎    指紋認証決済の仕組み構想


NECが開発した指紋認証システム(「大規模遺留指紋照合システム」)の応用
これは、ケータイやタッチパネルなど電子端末において指紋採取し、登録することによって登録後の決済で、指紋をかざすだけで簡単に決済可能になる。
指紋採取の方法は、ホームボタンがついたケータイやタッチパネル、タッチパネル内での指紋採取である。
また、決済時にNECの自動指紋識別システムなどをキャッシュレス決済に応用することで、犯罪防止(購入履歴もアプリに反映)や消費者にとってお手頃な感覚で購買が可能になる。
そして、指紋決済の良い点は、4点ある。
・財布やケータイなどを所持し忘れたり、紛失時でも決済が可能な点であること。(その場合は、キャッシュレス残高が残っている前提)
・指紋決済が普及することによって購買意欲が増し、いつでもどこでも手ぶらで(指紋決済システムが設置している店やスポット)購買が可能になる。
・キャッシュレス決済が主流で世界的にも先進的な購買大国になり、購買指数が上がる。日本が今後、キャッシュレス先進国として位置づけられる可能性もありうる。
・指紋決済時で顔認証などの技術の応用で、少し離れてかざしても決済が可能。
(例:トイレなどで手をかざしただけで流れるシステムの応用⇒生体認証)。

◎問題点


このアイデアの課題点は、指紋データの管理と開発コスト、顧客拡大である。
指紋データ管理は、指紋管理を行っているグループと提携する必要がある。
開発コストは、すでに存在している指紋認証システム(NEC)やサービス(PayPay)の応用である。応用をすることで、開発コスト(生体認証や指紋認証)の削減が可能になる。そして、会計時における指紋センサー付きの決済装置(NEC技術と空港におけるセンサー読み取り技術などの応用)の開発と提携(顧客)先の拡大である。

次に、サービス商品化する前の段階で指紋決済における検証が必要である。
その方法は、スポンサー提携先や顧客先と交渉して、実際に期間限定で試験利用を行うことである。その調査方法(試験調査側)は、登録率や登録者の利用率と連動させて数値データ化し、利用満足度を調べる。利用する前に試験利用の同意書を作り、それを利用者に同意させる。その後、利用履歴を把握し、週および月の利用率や各個人または登録者全体の利用合計回数を調査し、利用満足度が高ければ実用化に向けた調整を行う。

◎リスクヘッジ


Paypay利用での登録の際に、運転免許証登録など必要である。
指紋採取はそれと連携する。→不正使用の防止
Paypayサービスにある購入履歴が記録され、不審があればカスタマーサポートセンターに問い合わせる。

不正利用といっても、本人立ち合いの元での小売店やコンビニ、ホームセンターなどでの決済のみ。
つまり、ジュエリーなどの決済はリスクあるが、NECの技術は指紋の電極反応で、ゴム製や発泡スチロール等だと絶縁体であるため、感知しないのである。
そのため、指紋決済は、最強かつ不正利用が不可能な決済方法である。

◎このアイデアが日本から海外で活用される場合


海外市場開拓や海外にサービス進出する場合、現地の市場調査やマーケティング分析する際に現地の所得水準や購買指数(日本基準で見てはいけない)、経済・政策背景などを入念に分析する必要がある。
例えば、ASEAN諸国の経済国家であるマレーシアを例に挙げる。
マレーシアは、マレー系優遇政策であるブミプトラ政策によって華僑系とインド系との経済格差を改善し、所得格差が小さい背景がある。
所得層や地域別に需要・因果分析する必要があり、顧客もしくは利用者拡大に関して入念に市場調査をする必要があると考える。


作成者:BeyBow(2024年3月28日作成)

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